2008年9月30日

 ニューヨーク株式市場が史上最大の下げ幅を記録。 東京株式市場でも日経平均株価が急落した。 米国発の「世界金融恐慌」が現実の可能性として浮上している。 こうした事態を受け、自民党内では「解散の先送り」を求める声が大きくなっている。 確かに米国経済の状況は深刻だ。 が、だからと言って「11月2日選挙」のシナリオが消滅したわけではない。 麻生総理は、様々な情勢を総合的に見ながら、冷静に判断を下すだろう。
 
 え? 「総理が任期満了まで解散しないと明言するべきだ!」という意見まで出ているって?! これはあり得ないでしょう。 麻生総理が「伝家の宝刀」を自ら封印するはずがないもの。 米国議会で「金融安定化法案」が可決され、現在の「世界株安」が落ち着けば、永田町も「元の状態」に戻る。 そして、「金融危機」とは別の次元で、国会における野党の攻撃が激しさを増していくことは間違いない。
 
 全体として見ると、麻生内閣は「自分が恐れていた最悪のシナリオ」に一歩踏み込んでしまったようにも見える。 が、麻生首相がどんな決断を下すのかは、まだ分からない。 政治は「生き物」なのだ。 年末に向けて、2転3転、まだまだ「思いもかけぬ展開」があるはずだ。 とりあえず、山本一太の「やるべきこと」はハッキリしている。 「早期の解散総選挙」を想定して、「仲間の選挙区」を飛び回ることだ。 これまでと同じペースで!!
 
 
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