2008年9月15日:パート3

 本日の読売新聞の朝刊一面に「本社調査:麻生総裁確実にー自民300票超の公算」というタイトルの記事が掲載された。 「大本命」の麻生太郎幹事長が、国会議員票と地方票の両方で優位に立っていることは最初から分かっている。 小池百合子陣営が「奇跡の逆転」を果たす方法はたったひとつ。 小池百合子氏の国民的人気が「麻生太郎氏を凌駕する」現象を引き起こすか、或は「小池氏でなければ小沢民主党に勝てない」ことを証明するか、そのどちらかしかない!
 
 現時点での「各種の世論調査」を分析すると、「最も国民の支持が高い」のは麻生太郎氏だ。 まず、この事実を正面から受け止めねばならない。 その上で、たとえば「女性に限って言うと、小池氏がこれだけリードしている」とか、「自民党員の中では麻生氏に水をあけられているが、無党派層まで含めると小池氏のほうが人気がある」とか、そういう「具体的な数字のデータ」をひとつでも多く発見する必要がある。 発見出来なければ、そうした状況を作り出すために何をすればいいか(小池氏をどう起爆させるか)を考え、(時間は限られているが)ひとつひとつ実行していくしかない。 少なくとも、小池百合子氏が「世の中を揺り動かす潜在力」を持った「数少ない政治家」であることは間違いない。
 
 「次の選挙は誰が総裁になっても民主党に負ける。唯一勝つチャンスがあるとすると、日本初の女性総理の下で戦う時だけだ!」 そういう認識が内外に広まった時、初めて「勝機」が生まれるのだ。 逆に小池候補の「世論調査の数字」が伸びないと、相手陣営の攻撃に晒される。 「なあんだ。思ったより国民の人気がないじゃないか!」と。
 
 残り1週間。 小池百合子候補には(原点に立ち返って)こう訴えて欲しい。 「あの3年前の郵政民営化選挙は何だったのか?自民党は改革政党に変わったというあの約束はどうなったのか?」「自民党は改革路線を続ける気があるのか、それとも政策転換しようとしているのか?」「党内で強まる改革逆行の動きはどこから来ているのか?それは誰のせいなのか?」と。 
 
 そして、情熱を振り絞ってアピールしてもらいたい。 「日本経済を復活させるには(苦しくても)改革路線を続けるしかない。それは私にしか出来ない!」と。 「そのためにまず政治が身を切る覚悟(議員定数削減を断行する意志)がある!!」と。
 

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