2008年8月12日

 午後3時20分。 京都から東京に移動する新幹線の中でパソコンのキーボードを叩いている。 30分ほど前に京都駅で買った「トンカツ弁当」を食べた。 少し遅めの昼食だったが、これがなかなか美味しかった。 通路を挟んで右側の席には、副大臣秘書官が座っている。 花田秘書官は「柿の葉寿司」を食べたらしい。(そうか、奈良の名物なんだ。)
 
 さて、近鉄奈良駅に到着したのは午前11時。 迎えに来てくれた外務省のスタッフと一緒にタクシーに乗り、アジア太平洋国会議員連合(APPU)総会の会場(奈良県新公会堂)へ。 会議が白熱したため(?)、午前11時30分からの「副大臣主催レセプション」は昼12時にずれ込んだ。
 
 立食パーティーの会場で最初に(主催者として)挨拶した。 スピーチの途中で、一瞬、「北島康介選手の金メダル」に触れようと思ったが、(各国議員団のメンバーリストを思い出して)言葉を呑み込んだ。 「外交」って、なかなか難しいものだ。(苦笑)
 
 スピーチの後、レセプション会場をぐるっとひと回りして各国の議員たちと名刺交換した。(*ちょっと懐かしいな、この感じ。) 台湾の国会議員と東アジアの問題を議論し、ポリネシア連邦の議員に日本への期待を聞き、タイの上院議員に日本の政治情勢を話した。 今回の総会の議長を務めた麻生太郎・自民党幹事長は、各国の議員やスタッフから引っ張りだこの状態。 あちこちで写真撮影に応じていた。 「中締めの時間」が近づいたところで、トンガ(?)の上院議員がマイクを握った。 これから歌う曲の説明が始まったところで、タイムアップ。 後ろ髪を引かれる思いで会場を後にした。 
 
 ああ、ここからの時間が「副大臣・山本一太」のスペシャリティーなのに! あと15分あったら、(麻生議長の許可を得て)必ず歌ったのに! 日本の国会議員で唯一、メジャーレーベル(東芝EMI)からCDデビューしている政治家の実力を見せたかった!!(笑) というか、友情を深めるためには「スピーチ」より「音楽」だ。 「音楽」には、国籍も人種も宗教も年齢も一瞬にして超越するメッセージ力があるもの。
 
追伸:今回の「APPU総会」で議論された主要議題のひとつは、「台湾のWHO加盟問題」だったらしい。 へえ、決議文の内容はそんなふうに落ち着いたのか! 改めて「国際政治の現実」を痛感した。 

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