2008年8月5日:パート4

 もうすぐ午後10時。 東京の部屋でパソコン画面に向かっている。 本日のブログへのアクセスは現時点で8000を超えている。 「臨時国会」がスタートしたら、かなり忙しい日々になるだろう。 「副大臣でも直滑降」を以前のようなペースで更新することは出来そうもない。 が、「国政レポート」は毎日更新する。 たとえ一日一行でも、だ。
 
 午後から皇居で副大臣の認証式が行われた。 天皇陛下の前で「外務副大臣の任命状」を受け取り、同時に陛下のお言葉をいただいた。 そこから総理官邸に移動して記念撮影。 いったん議員会館事務所に戻り、午後5時過ぎに外務省に向かった。 
 
 外務省の入り口で数名の幹部が待っていた。 エレベーターを降り、早足で廊下を歩く。 ああ、懐かしいな、この感じ。 9年前に外務政務次官になった時も、同じようなシーンがあった。 お、ここが外務副大臣室か。 思ってより広いなあ。 ふむ。 すぐ隣が伊藤信太郎外務副大臣の部屋ですか。 ソファーに座って「新しい副大臣秘書官」と話していると、間もなく女性スタッフがやって来た。 「あの、準備が出来ました。」 近くの会議室で外務省幹部との顔合わせに臨んだ。 薮中外務事務次官を筆頭に「外務省幹部」がズラリと顔を揃えていた。 ふうむ。 こうしてみると、なかなか個性的で、チャーミングな面々だ。(ニッコリ!)
 
 伊藤副大臣の短い挨拶の後で、次のような「やや長めのスピーチ」をした。 「山本一太です。9年ぶりに外務省に戻って来ました。外交問題は山積していますが、皆さんと一緒に頑張りたいと思います。9年前の外務政務次官時代に比べて、外務省に厳しいスタンスを取らねばならない場面も出て来るかもしれません。が、そこは政官の距離感を考えながらやるつもりです!」
 
 さらにこう続けた。 「そう言えば、私のブログ『気分はいつも直滑降』は、今日から『副大臣でも直滑降』にタイトルが変わりました。(笑)たとえば、薮中次官は北朝鮮問題に強硬なのか、それともソフトなのかとか、00局長は感じが悪いとか、そんなことは書きません!(一瞬、凍りついたような笑いあり)が、外務省のスタッフがどんな姿勢で仕事をしているのか、(副大臣として)そういう姿もネットで発信していきたいと思っています。とにかく、高村外務大臣をサポートして精力的にやりますので、よろしくお願いします!」
 
 副大臣の役割は、あくまで「大臣の仕事」を側面からサポートすることだ。 そこらへんを間違ってはいけない! が、副大臣の機能を踏まえた上で、政治家としてしっかり存在感を発揮していかないと。 「溢れるようなやる気」がなかったら、ポストをもらった意味がない! そうでしょう?!
 
追伸:山本一太外務副大臣の秘書官に任命されたのは花田貴裕氏。 30代の有能な外務官僚だ。 ドイツで研修を積み、コソボや東チモール等の紛争地域で仕事をしてきた「国際協力のプロ」らしい。 え?貴乃花の親戚じゃないかってよく言われるけど、違いますって? 認証式の前に審議官と2人で挨拶にやって来たその花田秘書官と20分ほど言葉を交わした。 その中にこんなやり取りがあった。

花田:あの、山本副大臣。私はスキーは苦手です!
山本:はあ?(なんだ、唐突に?)
花田:いや、スキーはうまく出来ませんが、副大臣の「直滑降」に一生懸命ついて行きますので。途中で転んでも頑張ります!
山本:あ、なるほど。ブログの「直滑降」にかけているわけ、ね。(笑・笑)

 噺家じゃあるまいし、こんなセリフを事前に一生懸命考えたのかと思ったら、吹き出してしまった。(*なんて真面目なんだろう!) 16歳年下の花田秘書官、なかなかいい人じゃないか! まだ会ったばかりだけど、外務省での「新たな冒険」を一緒にやる仲間としては、呼吸が合いそうな予感がする。 
 

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