2008年7月6日:パート3

 午後11時15分。 東京の部屋でパソコンを起動させた。 テレビのニュースによれば、民主党の代表選挙は9月21日になる可能性が高いようだ。
 
 午後9時過ぎに妻と2人で遅めの夕食をとった。 富山から羽田に向かう飛行機の中で機中食(富山の和食弁当)を食べていたので、「お茶漬けとほうれん草」のシンプルメニューだった。(でも、美味しかったな。) 考えたら、(平均すると)週に3回くらいは2人で食事をしている。 夜は(ほとんど毎日)2人でお茶を飲んで、テレビを見て、話をする。 こんな「当たり前のこと」が、最近はとても大事な時間に思える。 やっぱり、ピンチだなあ。(苦笑)
 
 さて、「ウィンブルドン男子決勝」(フェデラーVSナダル)を横目で見ながら、「福田総理と内閣改造:その3」を書いてしまおう。 福田総理に「内閣改造」をやってもらいたい2つ目の理由。 それは、福田首相が「大胆な改造」をやれば、内閣の求心力を上げることは可能だと思うからだ。 たとえば、歴代内閣で「最も女性閣僚の多い政権」を作ってもいいし、「30代、40代の若手閣僚を多数抜擢する」ことだって出来る。
 
 小泉総理が政府や党の人事を通じて「安倍晋三氏」を総理候補に押し上げ、同時に「石原伸晃氏」や「中川昭一氏」や「石破茂氏」を「将来の総理候補」に仕立て上げたように、小泉政権を引き継いだ安倍総理がやはり閣僚人事によって「渡辺喜美氏」や「舛添要一氏」をスターダムに押し上げたように、福田総理にも「自民党次世代の総理候補」を発掘し、育ててもらいたいと思う。 党内に「新しいスター」を創り出すことは、次回の衆議院選挙でも必ずプラスに働く。
 
 「内閣改造をやるべきだ」と思う3番目の理由は、この時期(8月中)にやらなかったら、福田総理は恐らく「改造のチャンスを失う」ということだ。 8月下旬に臨時国会が開幕し、9月に入ると多くの衆院議員は浮き足立って来る。 選挙まで1年を切る10月になった頃から、党内の「ざわめき」は益々大きくなるだろう。 
 
 10月を過ぎても、内閣支持率が低迷を続けていたり、何かの問題(新たなスキャンダルや無駄遣いの発覚)が発覚したりしたら、党内に「福田内閣では選挙は戦えない」というムードが一気に広がる可能性がある。 展開によっては「福田降ろし」の動きに繋がるかもしれない。 「年末まで今の内閣で税制や予算を仕上げ、来年1月あたりに改造を考える」というシナリオは、あまりに不透明だ。 というか、来年になったら「改造どころではない」状況になっているかもしれない。 すなわち、本当の「福田内閣」を作りたいなら、「チャンスは今しかない!」ということだ。
 
 個人的には、福田総理は8月中にきっと「内閣改造」を断行すると思う。 総理、思う存分「人事権」を発揮して、自分が考えるとおりの「内閣」を立ち上げてください! これから内閣総理大臣として1%の後悔も残さない仕事をやるために!!
 
追伸:これも個人的な希望だが、内閣改造で(ちょっと見栄えがいいからと言って)「単なる人気取りパンダ」とか、「答弁もまともに出来ない偽物」の政治家を抜擢することだけは避けてもらいたいと思う。(苦笑) 野党は必ず内閣の「弱点」を突いて来る。 野党が過半数を握る参議院は、大臣への追求もヤジも(衆議院より)ずっと厳しい! 新たに任命された閣僚が参議院の委員会で「野党からの集中砲火」を浴び、立ち往生するなんてことになりかねない!! 


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