2008年6月27日:パート2

 午後8時10分。 高崎から東京に向かう新幹線の中でブログを書き始めた。 車内販売で熱い紅茶を買った。 砂糖とミルクを入れて、と。 うーん。 美味しい。 紅茶の香りを嗅ぐと、一日の疲労がすーっと消えていく感じがする。(ニッコリ!)
 
 このブログに何度も登場した「電子投票法案」が、前国会で「廃案」になった。 もちろん、「政治家山本一太」の力でそうなったわけではない! この「背景が今ひとつ不透明で、かつ内容に問題のある」法案の「性急な可決」に反対した参院自民党46名の意志が、法案を強引に成立させようとする「様々な圧力」を跳ね返し、参院での成立を阻んだのだ。
 
 え? 今回、「電子投票法案」の成立に待ったをかけたからと言って、いい気になったりするほど脳天気ではない。 ことの大小はともかく、既得権益に切り込んだら、必ず誰かの恨みや反発を買う。 とりわけ、電子投票法案に深く関わっている「ある人物」は、(引き続き)あちこちで「山本一太」の悪口を言いまくるに違いない。(恐らく、電子投票法案のことには触れずに、だ。) 
 
 「この人物」は、今後もあらゆる機会を捉えて、嫌がらせや恫喝や妨害を仕掛けてくるだろう。 が、こんなことは、いちいち気にしない。 何度も言っているように、次の選挙のことは露ほども考えていないからだ。 まあ、あまりに「卑劣な攻撃」を受けた時は、「直滑降」でしっかり公表し、反撃する。
 
 振り返ってみると、衆院で可決された「電子投票法案」が参院で廃案に至るプロセスは(次の3つの理由で)参院自民党にとって「画期的な出来事」だった。 あ、間もなく東京駅のアナウンス。 この続きは後ほど。
 
追伸:ここからは東京の部屋からのブログ。 さっそく前回の続きを書く。 「電子投票法案」の廃案がなぜ「画期的な出来事」だったのか。 その理由は次の3つだ。

 第一に、以前の参院自民党なら、(いかなる目的であれ)「署名を集める」ということ自体が不可能だった。 ましてや、何かの理由で「派閥を超えた会合」(たとえば「電子投票法案に反対する会」のような集まり)をやるなどというのは許されない行為だった。 そんなことをすれば、参院自民党の実力者から必ずストップがかかるからだ。 法案をめぐる署名活動の成功と性急な可決に反対する会の立ち上げは(はからずも)参院自民党の「古い秩序」が弱まっていることを明らかにした。
 
 第二に、位置づけのハッキリしない「参院自民党政策審議会」が「機能を果たせる」ことを立証した。 「ここで皆の意見がまとまらなければ、参院自民党から法案を出すようなことはしない!」 法案提出者に対して鈴木国会対策委員長の放ったこのひと言が、「参院政審」の本来の役割を覚醒させた。 参院で過半数を失って以来、衆議院の「参院軽視」に翻弄されて来た参院自民党が「久々に存在感を発揮した」場面だった。
 
 第三に、「特定の人物」の要請を受けた「大物政治家」の圧力で「法案が通ったり、葬り去られたりする」傾向の強い参院自民党の旧弊を打ち破ったことだ。 「電子投票法案」に関わっている「ある人物」が、「参院自民党はダメだから衆議院のほうでやらせる!」「民主党に働きかけてそっちから法案を出させればいい!」などと言ったとか、言わないとかいう噂を聞いた。(真偽のほどは分からない。) 今回の法案審議をめぐっては、参院自民党の幹事長や国対委員長に「複数の大物政治家(衆議院議員?)」から問い合わせ(要請?)があったという情報もある。 え? 山本一太は誰からも何も言われていない。 最初から言うことを聞かないと思われているからだ、な。(笑)
 
 
この直滑降レポートを応援していただける方は、blogランキングへ

target="_blank">「チャレンジャーに捧げる詩」の無料ダウンロードはmF247へ