2008年3月27日

 午前8時。 党本部近くのカフェで朝食をすませた。 そうか、今日は午前10時から久々の外交防衛委員会(予算の委嘱審査:3時間コース)があった。 昼の「清和政策研究会」総会にも顔を出さないと。 午後からもごちゃごちゃ日程が詰まっている。
 
 政策であれ、政局であれ、政治家が「他の政治家と何かをやる」ということには大きな意味がある。 「その試み」が成功するか失敗するかは問題ではない。 一緒に行動する中で、相手の能力はもちろん、政治的センス、人間性、思考パターンといったものが分かるからだ。 「政治家が政治家を知る」方法は、実はこれしかない!
 
 よく、こういうことを言う政治家がいる。 「微妙な時期だから余分なことは発言しないほうがいい!」「緊迫した状況だから動かないほうが賢い!」 え? それは違うでしょ?! 政局が大きく動くかもしれない時だからこそ、発言し、行動しなければならないのだ。 そんな時に(反発を恐れて)縮こまっているようなら、最初から政治家なんてやらないほうがいい!!
 
 「解散総選挙」を決めた直後の小泉総理を官邸に訪ね、「本当に必要なら、誰も立候補したがらない、最も旗色の悪い選挙区から私が立候補します!」と言った時も、昨年の自民党総裁選挙で(森元総理の逆鱗に触れながら)安倍晋三前総理を応援すると明言し続けた時も、「議員バッジ」を捨てる覚悟だった。 4月以降、政局がどう動いていくかは分からない。 が、今回も「直滑降」(=捨て身の姿勢)を貫く。 それだけは間違いない。
 
 昨晩、自民党広報本部と政治担当解説・論説委員との懇談会があった。 ある記者が言った。 「一太さん、チャッピーの尻尾(何で知ってるんだろう?)はまだ光りませんか?民主党は本気で政局にするつもりです。福田内閣はかなり追い込まれますよ!」 少し考えてこう答えた。 「うーん。情勢が厳しいことは分かるけど、どうも今ひとつ危機感が湧いて来ないんですよね。経験則から言うと、民主党はどこかで必ずポカをやる。あの政党に福田政権を最後まで追い込む力なんてあるはずがない。その感覚がどうしても抜けないんですよ!」
 
 民主党にも「優れた政治家」や「志の高い議員」はいる。 が、政党全体で見ると、脆弱で、バラバラで、戦略性がない。 どうしてだろう。 民主党幹部の「威勢のいい発言」とは裏腹に、「何が何でも自民党政権を解散総選挙に追い込み、政権を奪取する!」という迫力や覚悟が伝わって来ないのだ。 うーむ。 「永田メール事件」じゃないけど、最後は(いつものように)「ホップ、ステップ、肉離れ!!(笑)」になるんじゃないかなあ。 


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