2008年3月18日:パート2

 午後8時20分。 東京の部屋でパソコンを起動させた。 午後9時30分からはプロジェクトJ.の勉強会がある。 あ、埼玉県選出の「田中良生衆院議員」から留守電のメッセージが残っている。 「今晩のJ.ですが、40分から50分遅れます。でも、必ず顔を出しますので!」だって。 相変わらず、真面目で誠実な人柄だなあ。(ちょっぴり感動!) 今晩の出席者は15名くらいになりそうだ。

 午後6時。 参院自民党の緊急総会。 前線の隊長である鈴木政二・国会対策委員長から「日銀総裁人事」について報告があった。 「民主党、共産党、社民党は、新たな総裁候補についても反対する意向を示している。明日の本会議採決に向け、それぞれ知り合いの野党議員に賛成を働きかけてもらいたい!」 緊急総裁の直前、国会対策委員会の部屋で某国対幹部が、ため息をつきながら呟いた。 「うーむ。まるで三重苦みたいな感じになって来たな。日銀総裁人事に、暫定税率、年金問題だもんなあ!」 それを聞いていた別の議員が言った。 「いや、それを言うなら5重苦でしょう。株安・円高に、イージス艦の衝突問題があるから!(苦笑)まあ、何とかしないといけないけど!!」

 ここまで来たら、福田総理には「腹を括って」政局に臨んでいただきたいと思う。たとえば「暫定税率」の問題に関して、「一般財源化」や「道路整備中期計画の見直し」という点では妥協の余地がある。 自分は以前から「道路特定財源は(将来的には)一般財源化していかねばならない!」と考えていた。 ただし、野党が主張している「暫定税率の撤廃」は、自民党として「けっして受け入れることの出来ない」選択肢だ。 現時点で「2.6兆円」の歳入欠陥を埋め合わせる財源はない。 住民税や固定資産税(一般財源)からも「必要な道路整備」の予算を捻出して来た地方の自治体は予算を組めなくなる。 結局は、教育や社会保障予算にしわ寄せが及ぶことは明らかだ。 加えて、「ガソリン税を下げる」ことは、世界的な環境政策の流れに逆行する。

 世論は「暫定税率維持」に否定的だ。 道路特定財源の「無駄遣い」があれほど連日のようにメディアに取り上げられたら、国民が不信感を持つのは当然だろう。 が、それでも自民党は「暫定税率維持」の姿勢を貫かねばならない。 ここで野党の主張を丸呑みするようなことがあれば、これまでの主張は「一体何だったのか」ということになる。

 「暫定税率」の法案を審議する参議院の「財政金融委員会」は、依然として開かれていない。 残念ながら現段階では4月に暫定税率の期限が切れる可能性が「日に日に」高まっている。 その時は(4月末に?)3分の2で再可決する他はない。 たとえ、参議院で総理に対する「問責決議案」が出ようと、政局になろうと、ぶれずに突き進むしかない!!  

 え? 福田総理は「絶対に解散しない!」って? 本当に行き詰まったら「内閣総辞職」しかないって?? あまり福田首相を侮らないほうがいい!! あ、そろそろ行かないと。 続きは次回のレポートで。

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