2008年3月11日

 午後7時。 某ホテルのカフェレストランで友人を待っている。 え? 少し遅れる? じゃあ、ひと足先に夕食(スパゲッティー)をすませちゃおう! 明日の日程をめぐって、参院の「議員運営委員会」が断続的に協議を続けているようだ。 日銀総裁の問題と政局が完全に結びついた。 なんという「不毛の争い」だろう。 「日銀総裁人事」のゴタゴタで、市場の「日本売り」がますます加速する可能性もある。 このまま株価が「急落」するような事態になったら、民主党はどう責任を取るつもりなのだろう??
 
 以前のブログに、「すべての人間は(多かれ少なかれ)エゴイストだ!」と書いた。 ましてや、政治の世界には「平然と人を裏切る」生物がウヨウヨしている。 「これは利用出来る」と思ったら徹底的に利用し、他人に使われないように必死で囲い込む。 が、「利用価値」がなくなった途端にポイッと捨てる! この12年間、こういうシーンを繰り返し目撃してきた。 
 
 自分は「実力者」に媚びたり、ご機嫌を取ったりしたことがない。 すなわち、(幸か不幸か)「捨てられた」経験がない!(笑) 加えて、「誰かを捨てる」ほどの人望や策略もない!(笑・笑) でも、ポンと放り出された側は、けっしてそのことを忘れないものだ。 そして、「本当の人間性が分かった。親切そうな仮面の下に冷たい利己主義者の顔が見える!」と吐き捨てる。
 
 「権力闘争」の当事者である政治家に、「他人を思いやる気持ち」なんて望むほうが間違っている。 が、競争心や虚栄心や名誉欲や嫉妬心の中にキラリと光る「純のカケラ」が見えたら、ずっと騙されたふりをしてもいい! いつもそう考えている。 
 
 今晩9時30分からは「プロジェクトJ.」の定期会合。 J.のメンバーの顔を見るとホッとする。 あちこちに「純のカケラ」を感じるからだ。(ニッコリ!)
 
 さて、本日は朝から「選挙制度調査会」、続けて「若手議員の勉強会」に顔を出した。 午前11時。 青山葬儀所で行われた故・小島朋之教授の告別式に参列。 日本を代表する中国研究者にしては「政財界の大物」が少なかった。 そこが、とても「小島先生らしい」と思った。 小島教授と親しかった慶応大学の学部長や友人代表といった方々の弔辞を聴きながら、改めて故人の「優しくて大らかな人柄」が多くの人々を魅了していたことを知った。 「対中政策」は日本外交最大の課題と言っても過言ではない。 この時期に、小島教授のような「優れた研究者」を失ったことは、国益上も大きな損失だ。(残念という以外にはない!) 小島先生、どうぞ、安らかにお眠りください!! 合掌。
 
追伸:
1.午後2時。 赤坂の喫茶レストランでメディア関係者といつもの情報交換。 こんな忙しいジャーナリストが、いつ「直滑降」を読んでいるんだろう? 「一太さんて、言葉の表現力がスゴい!インパクトありますよ!(お世辞だ、な。)」「え?被害妄想にならない程度のイマジネーションとか、誇大妄想に繋がらない程度のシミュレーションとか、そういう表現のこと??(笑)」 永田町を飛び交っている「噂」を検証した。 会う度に思う。 「普通の人間じゃあないな!」と。

2.たった今、新聞記者から電話があった。 「ブログを読むと、なんか人間不信に陥っているように感じですが、大丈夫ですか?」 え? 政界に入って以来、ずっと同じ心境で政治をやって来た。 山本一太の辞書に「人間不信」などという「複雑な言葉」はない。(笑) だいたい「人間不信」なんてなっている暇がない。 毎日、このブログで「政敵」と闘っている。 相手の動きや計略を牽制する。 言葉の「スペシウム光線」で!!(笑・笑)

 
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