2008年2月26日:パート2

 午前零時40分。 東京の部屋。 テーブルの上には、熱い紅茶の入ったカップと携帯電話とパソコンがある。 明日の午後1時30分から、「財政改革研究会」で「埋蔵金調査チーム」の報告がある。 え? 結論は最初から分かっている。 「特別会計を含め、『埋蔵金』などというものは存在しない!」(あるいは「財政再建のために使えるよう種類のものではない!」)ということだ。 
 
 明日は「埋蔵金調査」を担当した林芳正氏の説明に耳を傾ける。 「すべての意見」を「形状合金のハート」に焼き付ける。 報告書の内容もじっくり勉強する。 「埋蔵金論争」は始まったばかりだ。
 
 安倍政権(安倍前総理、塩崎前官房長官、渡辺喜美大臣)があれほど真剣に取り組んだ「公務員制度改革」は風前の灯火。 「空港の外資規制」に関する法案も、動きが止まったわけではない。 民意を無視した「大連立構想」も(依然として)くすぶっている。 毎日が戦いの連続だ、な。(苦笑)
 
 午後5時30分。 都内のホテルで中田宏・横浜市長と会った。 某雑誌の企画した「リレー対談」だった。 約1時間、(一瞬たりとも)会話が途切れることはなかった。 僭越ながら、「中田宏と山本一太」には、少なくとも「3つの共通点」がある。 ひとつ目は、「自分は政治家に向いていない」と実は思っていること、2つ目は、本当は他人を攻撃するのが嫌いなこと、そして、3つ目は「常に捨て身の気持ちでやっている」ことだ。 
 
 8年前、当時は無所属の衆議院議員だった中田宏氏と初めて会った。 直感的に、「ああ、この政治家は将来、大化する!」と確信した。 熱っぽく議論を交わしながら、思った。 「あの時の予感は続いている」と。
 
 「一太さん、僕はよく、政治家には2つの命があると言ってるんです。ひとつは人間としての命。もうひとつは政治家としての命、すなわち政治生命というヤツです。自分はその政治生命を賭ける、いや捨てる場所を探す旅に出ているようなものだって、そう話しているんです。オレの政治生命は引き換えにしてもいい。でもその代わりに、これだけはやらせてくれみたいな!」 中田市長のこのフレーズには驚いた。 「中田さん、私も全く同じ心情で政治をやって来たんです。ただし、政治生命と引き換えにするなら、それなりのものを成し遂げないと。犬死は出来ないなって思ってますね。」 
  
 あ、気がつくと午前2時。 もう一杯紅茶を飲み、腹筋と腕立て伏せをやってから、寝る。
 
追伸:
1.先日の夕食会で、小泉元総理が話していた「ある言葉」が耳から離れない。「政治っていうのは、難しいよ。『人』についていくのか?それとも自らの信じる『政策』を優先するのか?皆、これから必ず選択を迫られるぞ!それも何度も!え?どっちが正しいかは分からない。そこが難しいんだ!!」 うーむ。 何と「深い」セリフだろう。

2.ちょっと寝不足が続いたくらいで「ブログを書くのが辛い」と思ったり、「敵」の根回しに圧倒されて戦闘意欲が低下したり...こんなことじゃあ、「政治家失格」だ。 逆境の中で自分を選んでくれた「有権者の方々」に恥ずかしい!! 漫画「ドラゴンボール」の「魔人ブー」なんて、数秒間寝れば大丈夫なのだ。(笑)
 

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