2008年1月23日:パート2




 前回のブログの続き。 考えてみたら、自分はNHKの番組をよく見る。 朝晩のニュースや解説番組はもちろん、朝の連ドラ、金曜の大河ドラマも録画で欠かさずフォローしている。 「NHKスペシャル」や「NHKアーカイブス」にもしょっちゅうチャンネルを合わせる。 「英語でしゃべらナイト」みたいなバラエティー番組、「春のワルツ」や「北京バイオリン」といった韓国・中国ドラマも楽しんでいる。 「お笑いオンエアバトル」とか、「ポップジャム」なんかも、流行を追いかけるための貴重な情報源だ。 政治家として「生涯出演する機会はないと思われる」あの「日曜討論」さえ、毎回、録画でチェックしている。(笑)(*でも、「週間子供ニュース」にはまた出たい、な!) NHKならではの優れたドキュメントやドラマに思わず唸ってしまうこともある。 ついでに言うと、番組制作に携わるスタッフや、報道記者にも「親しい友人」がいる。 皆、優秀で、魅力的な人物ばかりだ。

 

 ひとりの政治家がNHKの報道や番組にこれだけの影響を受ける。 「公共放送」として存在しているNHKという放送局が、国民に与えるインパクトは大きい。 つまり、それだけ「社会的責任」が重いということだ。 だからこそ、今回の不祥事を看過することは出来ない! 断っておくが、橋本会長や現執行部には何の恨みもない。 それどころか、橋本会長には「真面目に改革に取り組んできた手堅い経営者」というイメージを持っていた。

 

 その橋本会長が、任期の終わる数日前に「辞任の意」を表明した。 どのみち数日後には退任することになっていたが、あえて「辞任の形を取る」ことで、トップとしての責任を示したかったのだと思う。(その姿勢は評価したい。) が、そこまで責任を感じているなら、(辞める前に)現在の役員全員から辞表を取るべきだと思う。 2人の担当理事だけ処分するみたいなその場しのぎのやり方は、あまりに「中途半端」でしょう?! 改革を掲げてスタートしたトップマネージメントが、職員のモラルを回復させることに失敗したのだ。 総退陣するのが当然でしょう?! 今回の事件で、国民のNHKに対する信頼は再び失墜した。 ここで「NHKという組織を本気で改革する」姿勢(覚悟)を示せなかったら、国会はもちろん、国民からも愛想をつかされるだろう。 「とかげのしっぽ切り」を繰り返しても、NHKは再生出来ない!!

 

 あ、次の日程に遅れる。 続きは次回のブログ「NHKの本気を示せ!:その4」で。 昨日の「電気通信調査会」での橋本会長の説明の矛盾点について書く。 それはともかく、会議では「橋本執行部の人心一新を求める意見」がほとんどだった。 真面目な橋本会長が「与党の意見」を全く無視した判断をするはずがないと信じている。

 

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