11月29日:パート2




 午後11時を回った。 熱い日本茶をすすりながら、再びパソコン画面と向き合っている。 ええと、明日の最初の予定は、午前8時からの「自動車産業小委員会」ですか。 こりゃあ、道路特定財源の暫定税率の話が出てきそうだ、な。 

 

 参院財務金融委員会での額賀財務大臣の「証人喚問」(与党抜きの野党採決で議決)に対する民主党の強行姿勢がトーンダウンしているようだ。 与党が欠席を決めている12月3日の喚問には、共産党も「出席しない意向」を表明したらしい。 

 

 そりゃあ、そうだろう。 「証人喚問」というのは、国会の持つ「最終権力」だ。 政治家だろうと、民間人だろうと、委員会が議決したら出頭を拒否出来ない。 しかも、そこで偽証したら罪に問われるのだ。 犯罪に直結するような重大な疑惑や確たる事実でもあれば別だが、現職の大臣を「誰かと会食したかもしれない」というだけの理由で「証人喚問」にかけるというのは、いくら何でも常軌を逸している。 

 

 慎重に使わねばならない「人権にも関わる権能」だからこそ、両院で過半数を維持してきた与党も「証人喚問は各党の全会一致を原則とする」という姿勢をとってきたのだ。 万一、こんな形のまま「証人喚問」が強行されたとしたら、与党が300議席を持つ衆議院では「その気になれば誰でも喚問出来る」ということになってしまう。 野党が政府をチェックしたり、行政の不祥事を追求したりするのは当然だ。 が、そこには守るべき「最低限のルール」というものがある。

 

追伸:先日行われた自民党税制調査会の「幹部会議」で、「増税重視再建派」のあるベテラン議員が、「(成長重視財政再建派の)山本一太とか世耕弘成とかは、無責任な連中だ!」という意味の発言をしたと(出席していた議員から)聞いた。 事実だとしたら、聞き捨てならない話だ。(怒) 




 この「ベテラン議員」が、そこまで言ったとしたら、最後まで「政府も自民党も、2015年には消費税の10%アップが必要だと明言すべきだ」と主張してもらいたい。 たとえ、福田総理が「来年は消費税増税を考えていない!」と言ったとしても、現時点で消費税率を明示することに慎重姿勢を見せたとしても、「総理が何と言おうと、10%の消費税増税を党として発信しろ!」と言い続けるんでしょうね。 その覚悟がなければ、他の政治家を名指しで「無責任だ」などと批判する資格はない。 いずれにせよ、今後の発言や行動をしっかりウォッチさせてもらう!

 

 以前、このブログに書いた憶えがある。 小泉内閣の2度目の(?)組閣の少し前、自民党のある会議の席で、ある政治家が次のような意味のことを(何回も)繰り返した。 「何しろ、小泉はバカだ。あのやり方はどうしようもない!小泉の暴走を止めないと大変なことになる!」 この言葉を発した張本人が、組閣前には「相当の猟官運動(?)」をやったらしい。 まあ、噂だから真偽のほどは定かでない。 

 

 この人物は入閣を果たした瞬間から「改革派」に変わったようだ。 なにしろ、「小泉はバカだ!」と2度と言わなくなった。 このことを目撃して以来、この政治家がどんなにカッコいいことを言っても、一切信用しないことにした。 ホントに嫌いなんだよな、こういうタイプ!!

 




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