11月24日:パート2




 山本一太の「次の選挙」(4回目の戦い)は、5年7ヶ月後だ。 過去3回の選挙は、全て圧勝した。 特に自民党への「爆弾低気圧」が吹き荒れた4ヶ月前の参院選挙では、53万票という群馬県参院地方区の「歴代最高得票」(もちろん自民党候補者の中でNo.1の得票率)を叩き出して完勝した。 正直に言うが、現時点で「5年以上先の選挙」のことなんて全く考えていない。 今回の選挙を「ぶっちぎりで勝った」とは言っても、次回はどうなるか分からない。 大体、「その時の情勢」によっては立候補出来るかどうかも定かではない。 自民党という政党が現在の形で存続している保障もない。 更に言えば、5年数ヶ月の任期を全うする前に「政治生命を奪われる」ような事態だってあるかもしれない。 常に「バッジを賭けて」日々の政治活動を行っているのだ。

 

 すなわち、自分が「2011年のプラマリーバランスの黒字化さえ達成されていないこの段階で、消費税10%などという具体的な数字を発信することに反対する」のは、断じて「選挙のため」ではない! 申し訳ないが、次回の衆院選挙で民主党に政権を奪われることがあったとしても(大切な仲間たちには生き残ってもらわないと困るが)、自らの政治活動には何の支障もない!(*そうなったら自民党は一度野に下り、再び政権を奪い返したらいいのだ!!)

 

 「増税重視再建派」と「成長重視再建派」の相違点は、財政再建を達成するためのアプローチの違いだ。 「財政再建のために2015年には消費税を10%上げる必要がある」と(この時点で)明言する政治家が「立派な国会議員」で、「財政健全化は成長と歳出削減を中心とするべきであり、(将来必要な)増税の幅は出来るだけ少なくするべきだ」という考え方を持った政治家が「低級の国会議員」であるかのような理論は、完全にピントが外れている。(*もっと「激しい表現」を使いたいが、このくらいに押さえておこう!(笑))

 

 「財政再建」の話は、改めてじっくり書きたいと思う。 それにしても、「財政改革研究会」の中間レポートに「たった一行だけ」(しかもカッコ書きで)挿入されていた「消費税10%に相当する」という文言が、まるで「自民党の決定」であるかのように新聞の一面を賑わしている。 財務省は「10%という数字が世に出た」ことで、「してやったり!」とほくそ笑んでいるのだろうか? 10%が「1人歩き」を始めた時に党内から湧き上がってくる「歳出拡大のプレッシャー」(パイの分捕り合戦)の大きさを理解しているだろうか?? 明日、財務省の友人に「本音」を聞いてみよう。

 

 あ、もうすぐ高崎。 今日も「1つ1つの会合」に全力を尽くす。 明日「政治家でなくなっても」1%の後悔も残さないように!! 




 

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