11月4日:パート2




 夕方に記者会見した民主党の小沢一郎代表が「辞意」を表明した。 憮然とした表情で、「福田政権との連立政権樹立の協議をめぐって、党内を混乱させた責任をとりたい。政策協議の提案が認められなかったということは、自分を選んだ役員からの不信任を受けたに等しい。けじめをつける必要がある」と語った。 小沢代表から「辞職願い」を受け取った鳩山由起夫幹事長は、「辞職願いを直ちに受理することはせず、明日の役員会で小沢党首の続投を求める」という方針を打ち出した。

 

 民主党は夏の参院選挙で歴史的な勝利を収めた。 逆転の参議院を足がかりにして(政権交代に向けて)これから攻勢をかけようという時に、冷水を浴びせられた形になった。 まるで「メール問題の再来」だ。 民主党はやはり「自滅自壊」の政党なのだろうか。(苦笑)

 

 他党の代表のことを「とやかく言う」つもりはない。 福田総理が(それとも小沢代表が?)小沢党首に党首会談を持ちかけたことは(ある意味で)自然な流れだった気もする。 小沢さんには小沢さんの「政治家としての思い」があったのかもしれない。 が、この唐突の「辞意表明」に関して、ひとことだけ言わせてもらう。 安倍首相の突然の「辞任表明」を聞いた小沢氏がTVカメラの前でこんな意味のことを話していた。 「政治家を長くやっているが、こんなこと(こんな無責任な辞め方)は初めてのことですよ!」 

 

 民主党の役員会で全員が反対したということは、党の枢要な人々に対して「事前に何の根回しも相談もしていなかった」ということでしょう。 代表就任の挨拶で「まず私が変わらねばならない」と言い、ついこの間まで「自民党政権を解散に追い込んで政権交代を実現する!」と繰り返し、そして「インド洋での海上自衛隊のオペレーションは憲法違反。テロ特措法には断固反対する!」と断言していた小沢代表が、「突然自民党との大連立構想に乗った」かと思えば、「オレの考えが通らないなら、もう辞める!」とおっしゃっている。 これは無責任な対応とは呼ばないのだろうか??

 

 午後8時。 これから「情報交換」のためのスラロームに出かける。 この「辞任劇」の背景について出来るだけ多くの情報を集めておく必要がある。

 

 

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