10月19日:パート2




 午前11時。 議員会館事務所に戻ってきた。 午前8時からの「選挙制度調査会総会」では村田吉隆新会長が挨拶。 続けて原田義昭氏(電子投票PT座長)から「電子投票法案」に関する現状説明があった。 「いろいろ議論もあったが、国際的趨勢も含め、法案成立のためにご協力願いたい!」とのこと。 なるほど、地方選挙への一部導入を受けて、調査会でも15回以上の議論を重ねてきたわけか。 加えて、先の国会では自公の与党案として国会へ提出されている。 そうか。 衆議院の審議の直前で継続ということになったんだっけ。

 

 自分は、これまで「選挙制度調査会」にちゃんと出席して来なかった。 というより、参院議員の参加者自体が少なかったようだ。 この場で熱心に議論して法案を練り上げてきた真面目なメンバーの方々の前で、この時点で「賛成出来ない!」などというのはさすがに失礼だ。(というより、筋が違う。) それでも、この法案に対する参院自民党の雰囲気(選挙前の「執行部会」でもネガティブな意見が出されていた実情)は伝えておこうと思って、こう発言した。 「参院自民党では、この電子投票法案に対しては厳しい意見が多い。選挙前の幹部会でも、反対だという発言があったくらいだ。法案審議を促進するのはいいが、全体の仕組みに不透明な部分がある。あえて細かくは言わないが、そこらへんをしっかり議論していただきたい!」

 

 すると隣に座っていた某衆議院議員が、「電子投票システムは時代の流れに合っている。ちゃんと政調審議会まで通って決まったことなのに、参院で反対だなどという幹部がいるのは理解出来ない。政策というより政局の判断ではないか!」と強い調子で言った。(*え?別にケンカになんてならない!この政治家が好きだからだ。) その発言を受ける形で某参院議員が意見を述べた。 「いや、問題は電子投票のようなことをちゃんと出来る専門家が日本に少ないということだ。加えて...という政治的な理由もあるんです!」 隣の某議員がつぶやいた。 「何だ、それならそうと言ってくれないと!」

 

 あ、そろそろ次のミーティング(TBRビル)に行かないと。 この続きは次回のレポートで。

 




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