9月23日:パート3




 午後5時。 某ホテルの喫茶レストランでブログ画面を呼び出した。 前回のレポートにも書いたが、本日、自民党の新しい総裁(=日本の新しい総理大臣)が誕生した。 福田康夫候補の票は330票(議員票254、地方票76)、麻生太郎候補の票は197票(議員票132、地方票65)だった。 麻生候補のこの197票は、予想外の「大健闘」と言っていい。 福田陣営でも(少なくとも自分の回りでは)麻生氏の得票は少なければ130票台、どんなに多くても160票程度だと予測していた政治家が多かったからだ。 特に、国会議員票が130票を超えたことには、少し驚いた。

 

 が、これは自民党にとってけっして悪いことではない。 麻生太郎氏のグループは16名しかいない。 その小派閥の長が(大きな派閥の後押しがない状況で)130人以上の党所属国会議員の支持を得た。 はからずも「自民党はもはや派閥原理で動く政党ではなくなっている」ことを証明した。

 

 逆に考えると、これで麻生候補が「惨敗」していたら、「派閥談合批判」は強まっていただろう。 「330対197」という数字は、自民党の「バランス感覚」が働いた結果だと思う。

 

 あ、そろそろ次の会合に向かう時間だ。 今回の総裁選挙では、最初から最後まで「下働き」に徹した。 少しはリラックスさせてもらわないと。

 

追伸:

1.党本部8階ホールで行われた総裁選挙が終わったのは午後3時過ぎ。 午後3時30分から1階の大会議室で福田康夫候補の結果報告会が開催された。 続いて午後4時から6階で臨時総務会。 麻生幹事長から総裁選挙についての短い報告があった。 「晴れやかな表情」だった。(*そう見えた。)




2.たった今、河野太郎氏から携帯に電話があった。 「あ、一太さん、太郎です。この結果(197票)には驚きました。派閥幹部からの締め付けに反発した人たちが、かなり麻生って書いたみたいなんだよね!」「太郎ちゃん、麻生さんの健闘はよかったんじゃないの?派閥次元でものが動かないってことが示されたわけだから、さ。」

 




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