9月12日:パート2




 午前10時15分。 東京から高崎に向かう列車の中でパソコンを開いた。 午後8時30分から党本部で行われたテロ特措法合同部会。 最初に石破茂教授から「役人の説明よりずっと分かり易い」テロ特措法の背景や内容について30分の講義があった。 いろいろと質問したいこともあったが、午後11時30分過ぎに(質疑応答の最中に)会議室を出て、東京駅に向かわねばならなかった。 地元の「大切な葬儀」に顔を出し、東京にとんぼガエリする。 夕方もお通夜で東京と地元を往復する日程だ。 議員会館の前で拾ったタクシーの中で東京の秘書と打ち合わせ。 話を聴いていた運転手がつぶやいた。 「テレビに出たり、地元の葬儀に出たり、政治家って大変ですねえ!」

 

 今朝のTV番組で司会を務めていたあるマスコミ人が、こんなことを言っていた。 「今回のテロ特措法の延長を、現行法が失効する11月1日までに成立させることは事実上、不可能です。与党はテロ新法を国会に提出し、民主党が参議院で否決しても衆議院の3分の2で再可決させるという作戦に出るでしょう。」 まあ、ここまでは普通の分析だ。 が、そのあとこう続いた。 「衆議院で3分の2条項を使ってテロ新法を再可決させる。万一、これが出来なければ(衆院で3分の2の賛成を得られなければ)安倍政権は退陣です。つまり、今回、安倍内閣の命運を握っているのは、野党ではなく、与党だということになります!!」 なるほど、核心を突いたコメントだ。 というより、当事者(国会議員)には自然に感じられる皮膚感覚が分かっているということだ。 現場でちゃんとした取材をしているということに他ならない。 具体的なサンプリングもなく、利権と私利私欲で意見を述べる「どこかのいい加減な予想屋」(=政治ゴロ)とは全然違う!




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