9月6日

  

 朝。 東京の部屋でパンとヨーグルトと紅茶の朝食をすませた。 本日は東京日程。 昼は来日中のソウル市長との会食。 午後からは「情報収集」と「悪巧みの準備」のために永田町付近をスラロームする。 夜は珍しく会合をセットしていない。 台風で帰れなくなると困るからだ。

 

 さて、福岡に住む20代の女性読者から「あんなに迷いのなかった一太さんが迷っているのでびっくりしています。人間だから迷うこともあると思うけど、一太さんを基準に政治を見ている私としては、この先、安倍政権を支持していいものか、迷ってしまいます!」というメールが届いていた。 ううむ。 ひとりでもこういう人がいるとすると、もう「弱気なこと」は書けない、な。(苦笑)

 

 改めて言っておくが、迷っているのは「これからも安倍さんを応援するかどうか」ではない! 今の立場で、どうやったら安倍政権の再浮揚(イメージアップ)に貢献出来るのか、(正直言って)その方法が定まらないと白状しているのだ。 自らの無力さに腹が立ってしょうがない。

 

 小泉政権下でも、安倍内閣誕生後も、内閣や官邸、党の枢要なポストに就いていたわけではない。 が、「素浪人」ではあっても、政権の外から「応援団としてそれなりの役割を果たしてきた」(多少なりとも国民へのアピールを通じて貢献出来た)と自負している。 が、先の参院選挙での惨敗と支持率の低迷という逆境の中で「安倍カラー」をなかなか打ち出せず、官邸から信頼出来る「側近たち」(=自らの発信装置)をはぎ取られ、人事権まで幹事長に握られてしまった(?)安倍首相を、どうやって勇気づけ、支えたらいいのか?? この状況下で山本一太に何が出来るのか?? それがよく分からない。

 

 自分は政治家・安倍晋三が個人的にも好きだから、この状況(閣僚の不祥事や安倍内閣の直接の責任ではない問題で苦しめられ、マスコミの大バッシングを受けている状態)は、本当に「気の毒」だと思う。 安倍総理がやろうとしていること、この1年間でやってきたことは(方向としては)間違っていないとも考えている。 総理官邸に「首相補佐官チーム」を立ち上げたことも(なかなか実績は上げられなかったが)狙いは誤っていない。 安倍さんにはいいところも一杯ある。 そうでなければ、あれだけ多くの政治家に担がれるはずがない。 「優れたリーダー」になる資質がありながら、政治スキャンダルの連続で(こんな短期間に)窮地に陥ってしまった。 閣僚の任命責任を言われればそれまでだが、安倍総理は「何と不運だろう」と同情せずにはいられない。 

 

 もともと総理大臣というポストは想像を超えた激務だ。 歴代の首相だって、体力、精神力をギリギリまで振り絞って、執務をこなしてきたはずだ。 安倍首相も(もちろん元気には違いないが)日々「命を削って」重圧と戦ってきたに違いない。 「続投」が生み出した様々な制約に縛られていることも十分に承知している。 が、内閣総理大臣は、日本国民1億人の幸福や安全を守る政治のトップリーダーなのだ。 ここは(どんなに苦しくても)政治家としての胆力や覚悟を示してもらわねばならない!! 安倍総理、数々の試練を乗り越えて戦後最年少の宰相になったのです。 今さら失うものはありません! 初心にかえって「捨て身」で突き抜けてください!!

 

 あ、そろそろ永田町に出張する時間だ。 続きは次回のブログで。




この直滑降レポートを応援していただける方は、blogランキングへ




「チャレンジャーに捧げる詩」の無料ダウンロードはmF247へ