8月20日




大臣なんてやっている暇はない!




 昨日のテレビ朝日「サンデープロジェクト」で、平沢勝栄氏が「官房長官は変えるべきだ」という意味の発言をした。 一瞬、「いや、安倍総理は塩崎長官を手放すべきではない!」と反論しようと思ったが、タイミングを逃してしまった。 塩崎さんのことについては、次回のブログで触れる。




 さて、今回の組閣で「なぜ、最初から入閣を考えていないのか」を正直に書かせてもらう。 理由は極めてシンプル。 この状況で大臣になったところで、安倍総理に対して何の貢献も出来ないからだ。 別に興奮しているわけでも、自己陶酔しているわけでもない。 冷静に考えれば考えるほど「安倍首相に何のメリットもない」という結論に結びつく。 あるジャーナリストが、こんなことを書いていた。 「初入閣組にとっては、内閣入りは意味がある。一度大臣になったという実績が残るし、身体検査をパスしたという証しにもなる」と。 政治家としての将来を考えれば、40代ギリギリの大臣ポストはプラスに働くかもしれない。 地元の支持者の方々もさぞかし喜んでくれるに違いない。 が、自分にとって重要なのは、どの役職を得るかではなく、どうすれば安倍首相をサポート出来るかということだ。

 

 まず第一に、山本一太が大臣になったら、「『お友達内閣』の体質は変わっていない!」という批判を受ける。 が、自分が懸念するのは「お友達内閣批判」がもたらす安倍内閣へのマイナスの影響ではない。(*こんなの、大したことではない。) いったん「閣僚ポスト」に就いてしまったら、国会答弁を含めて「担当分野の仕事」をこなすことで手一杯になる。 総理に面会する機会は限られ、かつ政権内に入ることで自由な発言を封じられてしまう。 たとえば「首相補佐官」なら、自分のつたない発信力を生かす道もある。 覚悟を決めて様々な発信をすれば、安倍首相のイメージを回復させ、本人の政策や人柄を理解してもらうために「最低限の貢献」は果たせるだろう。 が、首相補佐官システムは(あれだけ有能な人材を集めたにもかかわらず)結果として実績を残せなかった。 安倍総理が首相補佐官制度をそのまま存続させるとは、到底思えない。 そうだとすれば、「政権の外」から(より自由な立場で)安倍内閣の援護射撃をしたほうが、よほど役に立てる。

 

 ましてや、新しい内閣が発足した直後から、「安倍ジェット」は連続的な「乱気流」に突入していくことになる。 それこそ「毎日が危機管理」のような状態に陥るだろう。 直感的に言えば、年末まで飛び続けることが出来るかどうか分からない。 それほど安倍政権はピンチなのだ。 一歩間違えたら安倍首相にとって「最後の3ヶ月になる」可能性すらある。 だからこそ、安倍総理には「1%の後悔もないように」突き抜けてもらいたいのだ。 不遜な言い方だが、この非常事態に閣僚なんてやっている暇はない。 力不足なことは分かっているが、安倍政権を浮揚させるためのメッセージをひとつでも多く国民に向けて発信する。 それが山本一太の出来る最大限の応援だ。

 

 当然、何があろうと最後の最後まで支持する。 その代わり、これからは安倍首相に「耳の痛い」ことも遠慮なく言わせてもらう。 「死中に活」の気持ちがなければ、この難局は乗り切れない。 ここで思い切った発信が出来なければ、安倍サポーターをやってきた意味がないでしょう?! ふう。 書きたいことがありすぎて、頭の整理がつかない。 続きは次回のレポートで。

 

追伸:新聞各紙に連日のように「大臣候補」の名前が飛び交っている。 誰が流しているのかは分からないが、「派閥政治」の復活(=先祖がえり)を象徴する由々しき事態だ。

 




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