7月4日




解き放たれる日




 午後9時10分。 高崎市の自宅でパソコンの電源を入れた。 午前中は前橋市内の企業回り。 ある場所で「雑音」を聞いた。 そろそろ出てくるに違いないと思っていたセリフだった。 なるほど、人間とは「責任転換」が得意な動物だ。 今は書かない。 選挙が終わったら、きっちり言わせてもらう。

 

 午後3時から群馬テレビの「政見放送」を収録した。 5分30秒の演説は(選挙用のビラの中身やポスターのキャッチコピーと同様)、一言一句、すべて自分で練り上げた。(*当然のことだ。) これも当たり前のことだが(原稿は一切見ないで)カメラの一点を見つめたまま、最後までしゃべり切った。 「群馬県の有権者の皆さんの『独立自尊の1票』で、政治家山本一太に命を吹き込んでください!よろしくお願いします!!」 そう締めくくったのは、制限時間の終わる数秒前だった。

 

 明日、いよいよ群馬県知事選挙が告示される。 午前7時30分から、自民党公認候補の「必勝祈願祭」と「出陣式」に続けて出席する予定だ。 激励の挨拶では、(いつものとおり)他陣営の候補に対する批判や中傷は一切やらない。 候補者本人の魅力と知事としての潜在力を訴えるつもりだ。 

 

 他の候補者の「応援」は、明日をもって終了。 そこから参院選挙投票日の7月29日までは「自らの選挙」にすべての精力を注ぐ。 選対関係者と協議して作ったスケジュールに合わせて、群馬県内を飛び回る。 「爆弾低気圧」が発生しても、生き残らなければならないのだ。 油断や楽観の入り込む余地なんて1%もない。 ライバル陣営を一票でも上回って勝ち抜くために何をしたらいいか。 そのことだけを考えて突っ走る。

 

追伸:本日の上毛新聞(地元のリーディングペーパー)の一面に、参院選挙の情勢分析(=世論調査の結果)が掲載された。 「山本一太氏、他の候補を大きくリード」とか、「圧倒的な知名度」とか、「県民各層に幅広く浸透」とか、恐れていたフレーズが並べられている。 「ただし、有権者の半分は態度未定。流れによっては大きく情勢が変わる可能性も」という的確な解説もあった。




 これはあくまで現時点での調査結果だ。 参院選挙の投票日まで、あと24日間もある。 自民党への逆風が強まれば、ダブルスコアのリードも、20ポイントの差も(そんなに先行しているとは思えないが)、あっという間に消滅する。 昨今の選挙に「安全圏」などというコンセプトは通用しない。 

 

  

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