6月29日




 群馬県は「3人の総理大臣」を生んだ保守政治のメッカだ。 長年にわたって群馬県議会で覇を競ってきた福田系、中曽根系の2つの県議団が1つに統合されたといっても、3つの政治の流れを汲む大物政治家が(国会にも県会にも)ずらりと顔を揃えている。 この地域で参議院議員として活動する(もっと正確に言えば、参議院議員として個性を発揮する)ことがいかに難しいか。 他の選挙区の政治家(特に全県1区の参院議員)には、けっして分からないだろう。 

 

 もっと分かり易くいうと、もし山本一太が「普通の参院議員」だったら、とっくに淘汰されている。 「捨て身の政治家」でなかったら、今回の選挙に立候補することさえ、出来なかったかもしれない。 選挙が終わるまではとても説明出来ない「数々の困難」を乗り越えて、ここまで生き残ってきたのだ。 万一、自分が7月の参院選挙で(現時点で)「強い候補者の1人」として認知されているとすれば、それは「大健闘」以外の何者でもない。 が、世の中はそんなに甘くない。 投票日までのこの1ヶ月間に、必ず「艱難辛苦」が待ち受けている。 自分が考えていることはたった1つ。 「爆弾低気圧」に遭遇した場合でも、相手陣営に(たとえ1票でも)競り勝つことが出来るかどうか。 これだけだ。

 

 もうすでに「試練その1」が舞い込んできた。 群馬県においては知事選挙と「同日になる」はずだった参院選挙が1週間延期されることになった。 (様々な理由で)「たとえ大逆風が起こっても、同日選挙ならギリギリ勝ち抜けるかもしれない」という直感も、修正を余儀なくされている。 知事選挙はますますヒートアップしていくに違いない。 群馬県の有権者は、7月22日でいったん「燃え尽きて」しまうだろう。 参院選挙区、最後の1週間は「苦しい攻防戦」を覚悟しなければならない。 




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