6月24日:パート3




 夜。 東京の部屋。 野菜ジュースを一杯飲んで、パソコンの電源を入れた。 ふう。 今日も、何とか生きている。

 

 午後3時から前橋で開催された「山本一太後援会拡大役員会」には400名を超える後援会関係者が集まった。 主催者側の挨拶、来賓のスピーチ、今後の活動日程の報告の後で、候補者としてマイクを握った。 当初は10分間、しゃべるつもりだった。 が、全体の雰囲気を見て、5分間の「簡潔な決意表明」に変えた。 次のような言葉で締めくくった。 「今回の選挙は厳しい戦いです。自民党に対する逆風が、日々、強くなっているのを感じます。が、爆弾低気圧に見舞われようが、台風に襲われようが、絶対に勝ち抜かなければなりません!仮に(参院の1人区で)数名しか当選出来ないような状況に陥ったとしても、相手陣営を1票でも上回って議席を守る。その気持ちを持って、最後まで全力を尽くします。どうぞ、皆さんの大きなご支援をいただきますよう、重ねてお願いを申し上げます!!」 大きな拍手が巻き起こった。

 

 官邸のスタッフや党幹部に会うと、決まってこう言われる。 「7月の選挙は大変だ。でも、山本一太は大丈夫だよ!」 「いや、そんなことはありません。群馬県は無党派層が急激に増えているんです。山本一太苦戦という予測を出している人物もいるようだし...」 「え?あんないい加減な選挙予想、最初から誰も信用していないよ。(笑)あなたが群馬県で負けるようなことがあったら、参院自民党は壊滅するってことだ!」 党の世論調査(?)なのか、それとも政府の情報なのか、具体的な根拠はハッキリしない。

 

 残念なことに、大丈夫なわけがない!! ます第一に、選挙で「大丈夫」「強い」などと前評判の立いい候補者が「トップ当選した」ためしはない。 そして、1人区なのだから、「最高得票」をマークしない限り、落選するということだ。 第二に、自民党への逆風が更に強まる可能性がある。 悪夢のような18年前の消費税選挙クラスの「爆弾低気圧」に晒されたら、「誰が候補者か」などということは関係ない。 1人区の自民党候補は、軒並み討ち死にする。 たとえば、2年前の郵政解散選挙で落選した野党の現職議員は、「何が起こったのか」さえ分からなかったというのが実態だろう。 そういう異常事態が起こったとしても、生き残らなければならないのだ。 尋常なやり方で、踏みとどまれるはずがない。 安倍政権の支持率低下に伴い、4月以降、候補者としての戦闘力は明らかに減速している。

 

 唯一希望があるとすれば、依然として「2段目のロケット」に点火していないことだ。 ここ1ヶ月は、他の選挙への応援(多くの人に「目撃される」作戦でもあるが)と、2度目のロケット噴射のための燃料を入れることに費やしてきた。 7月の初めまでは、最も推進力が弱まる、不安定で、危険な時期が続く。 国会終了後は、2回目の遊説キャラバンが始まる。 ここで「低下傾向」を食い止めねばならない。

 

追伸:

1.後援会拡大役員会の後、取材に来た某テレビ局のインタビューに応じた。 「他の陣営の2人の候補者の方をどう見ていますか?」「どの党の、どの候補者だろうと、国政選挙に立候補するということは、それなりの志と覚悟があるということでしょう。全員が強敵です!」「7月の選挙の勝算はどうですか?」「え?勝算?そんなこと考える余裕はありません。自分の出来ること全力でやっていくだけです!」




2.明日、明後日と2つの大票田(高崎と前橋)を集中攻撃する。 場合によっては、地域の「拡大役員会」の開催や「夜の座談会」も検討する必要がありそうだ。 こんなボーッとしたやり方では、逆風に耐えられない。 参院選挙の公示まで、あと18日!!!

 




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