6月12日




 午後9時。 東京の部屋でパソコン画面に向き合っている。 午前中は約2時間の外交防衛委員会。 途中、20分ほど止まったが、何とか条約3件の質疑・採決まで終わらせることが出来た。 会期末に向けて、外交防衛委員会の日程調整も「一筋縄ではいかない」状況になってきた。

 

 午後3時。 首相官邸に井上総理秘書官を訪ねた。 「サミットの成果」について話を聞いた。 井上氏は、気力の充実した「精悍な表情」だった。

 

 午後4時。 赤坂プリンスホテルで行われた故福田赳夫元総理の13回忌に出席。 3人の歴代総理(森元総理、小泉前総理、安倍総理)が顔を揃えていた。 久々に小泉前総理の肉声を聴いた。

 

 午後6時過ぎ。 マスコミ関係者との情報交換。 安倍内閣の現状、参院選挙の展望、そして「韓流ドラマ」の特徴(笑)について、意見を交わした。

 

追伸:「台風」と「爆弾低気圧」の違いは何か? 台風はいつ、どのくらいの勢力で上陸するかを予測出来る。 これに対して、爆弾低気圧はあっという間に出現し、場合によっては台風以上の雨と風をもたらす。 今回の年金問題は、5日間で安倍内閣の支持率を急落させた。 どちらかと言えば「ちびっこ爆弾低気圧」に近い。 以前のブログにも書いたように、参院選挙を控えて「気流」の状態が不安定になっている。 たとえ、年金問題が落ち着いたとしても、必ず新たな「乱気流」に晒されるだろう。 安倍内閣の最大の課題は、(あらゆる手段を尽くして)「逆風」が「爆弾低気圧」に変わるのを押さえ込むことだ。




 万一、「爆弾低気圧」が発生したら、参院自民党は「壊滅的な敗北」を被るだろう。 群馬地方区だって、生き残れるかどうかは分からない。 恐ろしいのは「最後は激戦になる」と覚悟している群馬県の候補者(山本一太)が、(少なくとも現時点では)他県のほとんどの候補者より(恐らく)「選挙に強い」ということだ。 

 

 以前のレポートでもこんな分析をした。 山口、和歌山、島根の3県は群馬県より明らかに政治情勢が安定している。 候補者の中身も抜群だ。 この3地域では、強風の中でも「支持率」の低下を最小限にとどめられるかもしれない。 これに対して、無党派の台頭に押される群馬県は、次第に「トップグループ」を外れ、激戦区へと移行していく可能性がある。 が、現時点で「精緻な世論調査」をやれば、群馬はこの3県に多分、負けていない。 政治家の直感としてそう思う。 もしかすると、この「1人区トップ3」の1つか2つを数値的に「上回っている」可能性すらある。 もう一度言うが、この3県は、あらゆる「選挙予測」で常に◎(当確印)のつく選挙区なのだ。 

 

 現時点ではトップグループに位置づけられる「群馬地方区」が、これだけの危機感に見舞われている。 「爆弾低気圧」がワッと襲ってきた場合、生き残れるかどうかの確率は50%だ。 そう考えていくと、群馬県以外の参院地方区、ましてやトップ3を除く他の「1人区」の戦いは予断を許さない。「盤石な地域」なんて、あるはずがない!!

 

 安倍政権に対して自分が出来る最大の貢献は、群馬地方区の議席を死守することだ。 仮に群馬県で議席を失うようなことがあれば、参院自民党は「総崩れ」になってしまう。

 

 

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