5月9日:パート2




最も心配なこと




 午後8時30分。 東京の部屋でキーボードを叩いている。 先ほど、都内のそば屋で「鳥せいろ」と「炊き込み御飯」を食べた。 あんなに美味しいものが食べられるなんて、日本人に生まれてよかった!(笑)

 

 さて、「直滑降ブログ」で、何度か「私は選挙の世論調査というものを信じません!」と書いた。 誤解のないように言っておくが、以前に比べて「世論調査」のメソッドは大きく進化している。 したがって、最近の「世論調査の数字」は、相当に確度が高い。 ましてや、自民党が使っている「調査会社」ともなれば、かなり正確なデータを収集出来るはずだ。 実際、選挙戦の直前に各メディアが世論調査によって弾き出す数字は、得票数に正確に反映される。 自分が言いたいのは、投票日まで2ヶ月以上ある現時点での数字は「ほとんど参考にならない」ということだ。 

 

 これから7月に向けて、自民党への逆風は次第に強まっていく。 選挙公示直前の数字は、現在の数字とガラリと変わっているだろう。 現段階での数字を見て、「これなら勝てる!」などと安心している候補者がいるとすれば、「頭が鈍い」としか言いようがない。

 

 参院選挙の公示を2ヶ月後に控え、活字ジャーナリズムから「参院選挙の当落予想」なるものが、出始めている。 「群馬地方区」の山本一太に関しては「当確」の○を打っている分析もあるし、「苦戦」の△をつけている予測もある。 まあ、マスコミが様々な見方をするのは当然だ。 これからも「有力」と「苦戦」の2つの異なった予測が、(新聞や雑誌に)交互に現れてくるに違いない。 この手の「選挙予測」は、いちいち気にしない。 ○でも、△でも、×でも、群馬県の選挙情勢(一般有権者の投票)には「ほとんど影響を及ぼさない」と(経験上)分かっているからだ。 ふむ。 現時点では「楽勝」と書かれるより「苦戦」と言われたほうが(どちらかといえば)選挙にはプラスかもしれない、な。

 

 自分が心配するのは「ピント外れの(当たらない)選挙分析」ではない。 官邸サイドや党の執行部に、「群馬県地方区は最も当選確率の高い選挙区のひとつ」(=山本一太は自民党最強の候補者の1人)という「誤った認識」が広がってしまっていることだ。 その理由が、党が毎月のように実施してきた「世論調査」(そういうものがあればの話だけど)で常に「圧倒的なリード」を保っている(=全国でもトップクラスの数字を叩き出している)からなのか?(*あくまでも噂ですが。) それとも、「直滑降ブログ」から「必死に選挙準備をしている」ことが伝わっているからなのか? それは分からない。

 

 マスコミの世界でさえ、幾つかの勉強会で定期的に意見交換をしているエース級のジャーナリストたちの多くが、「山本一太はブッチギリで勝つ!」「群馬で山本が負ける時は、参院自民党は壊滅する!」などと本気で思い込んでいるフシがある。 更に悪いことは、山本一太が頼りにする「チーム山本」の面々が、心のどこかで「このままの状態で最後までいける!」かのような勘違いをしていることだ。 参院選挙の情勢は、1週間(極端な場合には3、4日で)で、急激に変化する。 自民党への「爆弾低気圧」が襲ってきたら、どの党の候補者が誰であろうと全く関係ない。 群馬の情勢は一気に流動化して、途端に「激戦」になるだろう。

 

 夕方。 地元秘書と電話で話した。 公示までのあと2ヶ月、「遊説」と「街頭演説」と「ミニ集会」を選挙戦略の中心に据えながらも、「大きなハコ」(大規模な集会)への応援要請には積極的に応じていくこと。 加えて各地域で行ってきた「支援組織」の立ち上げを手堅く継続していくことを確認した。 新たなアジェンダとして浮上してきたのが、予想される「ネガティブキャンペーン」や「選挙妨害」に対応出来る態勢を作ること。 この件については、次回のレポートで。

 

追伸:また1人、前橋選出の別の県議から「選挙支援の会合」への案内が舞い込んできた。 万難を排して、伺います!!

 

  

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