3月21日




 午後8時30分。熊谷駅から東京に向かう列車の中でパソコンを操作している。後ろの座席には片山さつき代議士が座っている。午後6時から邑楽郡で行われた某県議の大会には1000名の支持者がつめかけていた。地元選出の谷津義男代議士(自民党選対委員長)の挨拶の後で演壇に立った。勢いよく応援演説をぶった。続けてゲストの片山さつき代議士(自民党広報局長)がマイクを握り、20分間の講演。さらに参院選挙比例候補者、県知事選候補のスピーチという流れだった。

 

 大泉町の会場から熊谷駅に移動する間、車中で片山広報局長と「選挙区情勢」について話し合った。予定より早く到着した熊谷駅でも、15分ほどロッテリアで談笑した。 「一太さん。私は群馬県人の血が4分の1入ってるんですよ。おばあちゃんが群馬出身だから。小さい頃は草津温泉にもよく行ったので、どこかで会っていたかもしれませんね!(笑)」 片山さんの「突き抜けた明るさ」が上州人のDNAから来ていることは間違いなさそうだ。

 

 さて、先日、自民党の某幹部と会った「どこかの政治評論家?」(選挙分析のプロ??)が、「某雑誌メディア(?)であと2回ほど参院選挙の予測をやる。群馬地方区は2回とも『山本一太落選』とコメントする」という意味のことを言ったらしい。 某幹部が、「まあ、一種の嫌がらせなんだよな!」と言いながら教えてくれた。

 

 何度も書いているように、7月の参院選挙で自民党は「かなり苦戦する」と確信している。群馬県を含む「すべての1人区」は(大丈夫だと思われている選挙区でも)「激戦に陥る」可能性がある。ちらほらと聞こえてくる幾つかの世論調査で、群馬県地方区(山本一太)が「いかに大幅なリードを維持している」としても、加えて群馬県各地域における「一太流の選挙態勢」が次第に整いつつあるといっても、現時点(3月時点)の数字は全く参考にならない。たとえ1ヶ月前でも反自民の「爆弾低気圧」が発生した場合には、「生きるか死ぬか」の勝負になる。これまでの党本部の分析とか、これから各メディアが実施する世論調査の数字で「山本は当確」みたいな情報が流れてきたとしても、けっして鵜呑みにすることはない。ましてや、選挙情勢を楽観したり、選挙活動に手を抜くつもりは一切ない。 参院選挙の情勢は、4、5日あれば十分に急変するのだ。

 

 が、それはそうとしても、選挙の投票日まであと4ヶ月。選挙情勢は「生き物」のように変化する。そのことを全く無視して、「あと2回とも山本落選という分析をする」などと(事前に)党の幹部に漏らすなんて、とても「選挙分析の専門家」とは呼べない。こんな発言が外に伝わるだけでプロ失格だ。

 

 仮にこのエピソードが本当だとすると、個人的な感情や誰かの働きかけ(?)で「最初から結論が決まっている」ということになる。もしこんな人物が「選挙分析のプロ」みたいな顔をしているとすれば、これはもう最悪だ。ね、「直滑降」読者の皆さん、このレベルの低さ、悲しくなりませんか?(苦笑) 何か特別の理由で、群馬選挙区をよっぽどプレイアップしたいに違いない。これから2回にわたって登場するという「山本一太落選」の予想を楽しく拝見させてもらうことにしよう。場合によっては、地元の支持者に記事のコピーを配って(誰が何を言っているかを知らせて)「危機感」を高めるという方法もある。落選の予測が外れた時は「あらゆるチャンネル」を使ってこのエピソードと分析結果を内外に発信しなければならない。特に政治関係者には共通の認識を持ってもらわないと。 

 

 政治家は「選挙」で洗礼を受ける。「選挙結果の予測」にも「競争原理」があってしかるべきだ!!




 

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