3月17日:パート2




 午後9時20分。新幹線で高崎から東京に向かっている。午後からの3つの会合は(今後の選挙戦を考えると)それぞれ「大きな意味」を持つ日程だった。

 

 午後2時からの「高崎政経懇話会」(福田康夫元官房長官を支援する企業後援会)の総会では、4月の地方統一選挙及び7月の知事選の自民党公認候補(約15名)と一緒に「参院選挙候補者としての会の推薦状」を頂戴した。続けて第2部として行われた福田元官房長官の国政報告会の中でも、ご本人が(800名近い出席者の前で)「参院選挙の地方区は山本一太をぜひ頼む」と言ってくれたらしい。(*国政報告の後、親しい若手経営者から演説の内容を知らせる携帯メールが送られてきた。) 午後5時から開催された第3部の懇親会に再び出席し、来賓として次のような短い挨拶をした。

 

 「1ヶ月ほど前に、高崎政経懇話会の現会長と前会長から連絡をいただき、本日の総会に声をかけていただきました。昨年、福田元長官にも、支持者の方々にもあれほどのご迷惑をおかけしたわけですから(ここで会場から笑い)、まさか呼んでいただけるとは思っていませんでした。政治家としての信念でやったことに言い訳をするつもりはありませんが、過去2回の選挙であれほど私のことを応援していただいた福田元長官の支持者の皆さん(いわゆる福田系の方々)の感情を傷つけてしまったことは、率直にお詫びしたいと存じます。 それにもかかわらず、本日は『会としての推薦』までいただき、本当にありがたく思っております。推薦を頂いたからには、皆さんのご好意を無駄にしないよう、全力で選挙戦を闘い抜く覚悟です...。」

 

 乾杯の直後、メインテーブルの隣の隣に座っていた福田康夫代議士に近づき、「福田先生。先ほどの講演でも参院選挙のことについて触れていただいたそうで、本当にありがとうございました!」と頭を下げた。「いろいろとご迷惑をおかけして申し訳ありません!」と続けると、福田元長官は「え?うん、まあ、大丈夫だよ!」とソフトな口調で言った。 

 

 政治の世界は常に「真剣勝負」だ。昨年の自分の行動を「埋め合わせる」手段はない。今回の福田康夫元官房長官の「大きなハート」には、世代を超えた福田政治の未来に「恩返し」をさせていただくことで答えるしかないと思う。当然のことながら、このエピソードだけで「すべてが解消する」などという「甘い考え」は持っていない。山本一太のこれまでの行動や政治スタイルに対する反発や批判がなくなるはずがない。参院選挙の投票日まであと4ヶ月。自らの信じたやり方で、最後まで全力で戦い抜く。これしかない。要は、政治家として1%の後悔も残さないことだ!! 今日も、自分に言い聞かせる。議員バッジを失うことを恐れるな! 捨て身の姿勢を忘れるな、と!

 

 あ、もうすぐ東京のアナウンス。2つ目と3つ目の会合については次回のレポートで。

 




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