12月27日:パート2




 選挙の弱い政治家が「選挙に強くない理由」はたったひとつしかない。自民党の基盤が強いとか、民主党の強い地域だとかいう「選挙区事情」は(申し訳ないけど)単なる「言い訳」だ。「選挙で票がと取れない」のは、ほとんどの場合、本人の努力が足りないからだ。努力しても票が増えないとしたら、政治家としての魅力が足りないということに他ならない。永田町で政策勉強会をやったり、本会議や委員会で質問に立ったり、政局で発言していると「ああ、オレは国会議員だ!」なんて感じたりする。テレビのスタジオで論客ぶり(?)を発揮したりするのは、実に心地がいい。(笑)

 

 他方、地元での活動は地味で、骨が折れる。でも、(たとえ全県一区の参院地方区で衆議院並みのコミュニケーションをとることは不可能だとしても)選挙区での有権者とのコンタクトを軽んじる政治家は、例外なく選挙に弱い。逆に言えば、選挙に強い政治家は空中戦(マスコミを通じた発信)だけでなく、地上戦(地元回り)にも手を抜いていないということになる。衆院議員であろうが、参院議員であろうが、「選挙に弱い政治家」はメディアでのイメージに過度に依存するか、回りに気を遣って思い切った言動が出来なくなるか、そのどちらかだ。

 

 以前のレポートにも書いた。マスコミでの知名度やイメージのみに頼って選挙戦を戦う国会議員は、「世論にウケのいいこと」しか出来なくなる。つまり、自分の信念を貫くということより、どうすればマスコミに取り上げられるかということばかりを考える「本末転倒状態」に陥る。(*悪いけど、この手の政治家は民主党の若手に多い。)だから、自分は何としても「選挙に強い」政治家になりたい。これまでの2回の選挙はぶっちぎりで勝った。が、政治家として本当に評価されるのは、来年の選挙だと思っている。申し訳ないが、(ごく一部の例外を除いて)「選挙区で有権者の支持を得られない国会議員」は評価していない。どんなにカッコいいことを言っても、説得力を感じないのだ。

 

 群馬県全体が選挙区である群馬県地方区の場合、テレビ出演は「プラス」以外のなにものでもない。にもかかわらず、出演依頼をもらった「年末の特番」を4つほど(?)お断りした。(残念!)地元でのスケジュール(年末の挨拶回り)が、ぎっしり詰まっているからだ。「派手な活動」より「地味な努力」を優先する。これも「選挙に強い政治家」になるための条件だ。




追伸:夕方からテレビ朝日のスタジオへ。「TVタックル:大晦日スペシャル」の第二部の収録に参加した。これが最後のスタジオ出演(?)になるかもしれないのに、ほとんどしゃべれなかった。(というか、発言を取り上げてもらえなかった。)ふうむ。山本一太の映像が使われるのは「チャレンジャーに捧げる詩」を熱唱している10秒間のVTRだけかもしれない。(笑)考えてみると、「TVタックル」に出演して「まともに発言出来た」ことは一度もない。(*多分、番組との相性の問題でしょう。)まあ、いいか。参加することに意義があると思えば!(笑・笑)

 

この直滑降レポー
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