12月15日:パート2




 午後2時30分。参議院議員会館事務所でリンゴを食べた。熱いアッサムティーをすすりながら、パソコン画面に文字を並べている。テレビの院内放送では、衆院本会議の模様を中継している。野党から提出された不信任決議は2本。終わるのは午後4時くらだろうか? え? 参院にも、総理大臣と文部科学大臣の問責決議案が出されたって?? これじゃあ、地元に戻るのが大幅に遅れてしまう。(くそっ!)

 

 さて、午前11時に九段会館ホールで行われた「全国戦没者遺族大会」に顔を出した後、タクシーで党本部に直行。午前11時40分からの「改革加速議員連盟」設立総会に出席した。本人出席は70-80名くらいだったろうか? 思ったとおり「自分以外は皆、発起人」という感じだった。(笑)正面のテーブル(幹部席)に座ったのは、棚橋泰文会長、林芳正会長代理を含む約10名。向かって右端に新人議員が2名、その横には事務局長に決まった石崎岳衆院議員が陣取っていた。会の顧問に決まった武部勤前幹事長、中川秀直幹事長が時間差で登場し、それぞれ真ん中の席で「顧問としての挨拶」をした。

 

 ちょっと面白かったのは、中央のゲスト席(武部前幹事長と中川幹事長の座った席)のすぐ隣に座ったのが会長の棚橋氏ではなく、会長代理の林芳正参院議員だったこと。先輩の林議員を立てたのだと思うが、ここらへんが「いかにも棚橋氏らしい」スタイルだ。会長としての挨拶でも、「自分は裏方で汗をかく」ということを繰り返し強調していた。(*なるほど。棚橋氏の「人望」の源泉は、この「腰の低さ」から来ているに違いない。)武部前幹事長からは、「小泉内閣が改革を断行出来たのは、ぶれない姿勢があったから。政治で最も大事なのは『信義』だ!」という主旨の話があった。続けて現れた中川幹事長も、改めて「改革の重要性」を訴えていた。そうそう、水野賢一衆院議員が(会には参加していなかったが)「もう一人の会長代理」に就任した。これは改革加速グループにとって「いいこと」だと思う。

 

 会が終わる少し前に会議室を出たので、その後の議論は分からない。が、会長の説明によれば、100名を超える「議員連盟」のメンバーをいくつかの委員会(?)に分け、それぞれの委員会ごとに活動(勉強?)をしてもらう形をとるようだ。「政策委員会」の役職も合わせて発表された。「党改革」(だったと思うが)等の他の委員会については、これから人選するそうだ。自民党の政務調査会でいえば、部会みたいなイメージだろうか。とにかく大人数のグループだけあって、役職だけでも20人近くになりそうな雰囲気だった。

 

 以前のレポートにも書いた。安倍内閣が「最初の乱気流」を乗り越えようと苦労しているこの時期に、「改革を加速させよう」という議員連盟が党内で産声を上げた。安倍首相にとって「プラスに働く」ことは間違いない。あ、もうこんな時間(午後3時45分)か。「改革加速議員連盟」発足会合の率直な感想は、次回のレポートに書く。

 

追伸:ううむ。もしこの「100人の発起人」がすべて「改革派」で、かつ安倍政権の改革努力を本気で支援してくれるとしたら、安倍内閣はほとんど「無敵」だと思うんだけど、なあ。

 

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