12月8日:パート2




 午後3時30分。議員会館事務所でパソコンを開いた。蜂蜜入りの紅茶を飲みながら(一瞬の隙をついて)本日2本目の「直滑降」をしたためている。

 

 午前10時からの参院本会議は所要10分。本会議終了後、自民党国会対策委員会の部屋に立ち寄り、「防衛省の省昇格」に関する法案の進め方について打ち合わせた。いよいよ今国会も終盤。教育基本法等をめぐる与野党の攻防も最終局面に入りつつある。

 

 本日最初のレポートは、朝のラジオ出演の後、午前8時前に党本部近くのカフェで(ベーグルと紅茶の朝食をとりながら)書いた。が、間違って消してしまった。(笑)「小さな失敗」を繰り返しながら、今日もあっという間に時間が流れていく。午前7時からの朝のラジオ、午前8時30分からの「道路財源見直しに関するプロジェクトチーム」の会議、マスコミ取材、昼の参院執行部会、午後2時からの対北朝鮮経済制裁シミュレーションチームと続いた。これから財務省と国土交通省のレクチャーがある。夕方以降は「動かすことの出来ない」幾つかの重要日程がセットされている。

 

 さて、自分はテレビの出演依頼をもらった際、いちいち党本部や官邸の指示を仰いだりしない。1人の政治家として、自らの判断で出演するかどうかを決め、自らの感性で議論し、発信し、そしてその結果に責任を持つ。以前にも書いたように、党が所属国会議員の発言を「逐一コントロールする」ようなことには賛成出来ない。かつての共産主義国じゃあるまいし、メディアに登場した自民党議員が皆、党の決めた方針に沿って発言するようになったら、それこそ最悪だ。

 

 さらには、それが報道番組でも、いわゆるワイドショーでも、討論プログラムでも、政治バラエティーでも、あるいは取材のインタビューでも、常に「全力を尽くす」(*全力でも大したことないんだけど(笑))ことにしている。どんな理由があるにせよ、声をかけてくれるのは「自分の存在感(=出演させる価値)」を認めてくれているからだ。政治家として何かを発信する機会を与えられるのだから、こんなにありがたいことはない。「番組」によって手を抜くとか、テンションを下げるなどということは、「真剣に作っている人々」に対して失礼だ。

 

 ただし、テレビにも、活字メディアにも、「媚び」は売らない。「ここでこう発言すれば、さぞかし世論の受けがいいだろうな!」と思う時も、あえて持論を貫くことにしている。マスコミが、いつも「自分にとって都合のいい報道をしてくれる」などという幻想も抱いていない。「偏向した報道」に腹が立つこともあるが、政治とメディアはせめぎあっているからこそ、健全なのだ。

 

 あ、財務省の役人がやってきた。この続きは次回のレポートで。

 

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