11月12日:パート3




 昨年の選挙で当選したいわゆる「小泉チルドレン」の中には、最初から即戦力として輝いている改革のシンボルのような議員もいれば、知名度はなくても「ダイヤモンド」の原石のような光沢を持った新人議員もいる。が、自分が知るかぎり、新人たちの中で「次の選挙を確実に勝てる」議員は1人もいない。だいたい、選挙に「確実」などということはあり得ない。過去の2回の選挙をぶっちぎりで勝った山本一太だって、次回の参院選挙で当選出来る確率は50%なんだから、こんな暴言を吐いても許してもらえるだろう。

 

 「郵政民営化選挙」は「特殊な選挙」だった。新人議員たちが「本当に選挙に強いかどうか」は、次回の選挙を見なけれ判断出来ない。新人たちの中には「危機感を持って必死に選挙区を飛び回っている」議員もいる。が、中には「あれが選挙だ」と勘違いしている議員もいないわけではない。ライバルにまともな候補者がいて、真剣に戦いを挑んでくれば、必ず「激戦」になる。選挙とはそういうものだ。そう考えると、小泉総理の「使い捨て発言」は「復党容認」でも何でもない。むしろ、ルーキーたちへの「小泉流の叱咤激励」だったと考えるべきだ。

 

 政治は「権力闘争」であって、それ以上でもそれ以下でもない。肝心な時に「自分だけ安全な場所に隠れようとするヤツ」は、政局で一緒に戦えない。カッコいい理屈やもっともらしい言い訳は聞きたくない。要は行動するかどうか、だ。今回の復党をめぐる一連の騒動の中で、「信義のかけら」を胸に秘めた2人の若手議員を再発見した。埼玉の柴山昌彦衆院議員と神奈川の山内康一衆院議員だ。もし、自分が来年の厳しい参院選挙を生き残ることが出来たら、真っ赤な「一太号バージョン2」で、真っ先にこの2人の選挙区に(勝手に)突入する。迷惑だと言われても(笑)、朝から晩まで全力で2人の選挙区を遊説し、あちこちで街頭に立とうと思う。埼玉と神奈川の有権者に向かって、山本一太の「魂を込めた応援演説」を炸裂させる。同時に「直滑降ブログ」で全面支援するつもりだ。

 

 柴山氏も山内氏も、選挙区事情は甘くない。次回の衆院選挙も厳しい戦いになるだろう。が、「応援男」のハートをガッチリ掴んだこの2人は、「絶対に落選させてはならない」政治家だ。とりあえず(前回のレポートに書いたように)、来年の7月までは「他人の応援」にかまけている暇はない。まず自分自身が勝ち残らなければ、「セーブ・チルドレン・キャンペーン(笑)」は実現しない。

 

 柴山さん、山内さん。次の総選挙では、「常に行動し、発信する」政治家だけが生き残る。これからも信念を曲げずに、突き抜けていってください! 大丈夫、「応援男」がついてる!!

 

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