10月28日:パート3




 ブロ野球の日本シリーズで、数十年ぶり(?)に日本ハムが優勝を飾った。文字通り「日本一」になった。野球生活最後のステージを最高の形で締めくくった新庄選手のことを、ある新聞がこう評していた。「大輪の2割打者だった。」 この表現には唸ってしまった。(うまいこと言うなあ!)

 

 日本プロ野球の全盛期を演出した「ON」は偉大な存在だった。王貞治氏は世界のホームランキング。そして、長島茂雄氏は「記録ではなく、記憶に残る」スタープレーヤーだと言われた。以前にもチラット書いた覚えがあるが、ミスタージャイアンツと呼ばれた長島選手は、アメリカの大リーグでいうと、ベーブルースでも、ルー・ゲーリックでもない。ひとつひとつのプレーが観客を湧かせ、あらゆる人々から愛されたヤンキースのスーパースター、ミッキー・マントルに似ている。

 

 考えてみたら、3代前の農林大臣とか、5代前の財務大臣(大蔵大臣?)なんて誰も憶えていない。大臣ポストに就かなくても「人々の記憶に残る」ような仕事が出来たら、政治家としてこれ以上、幸せなことはない。最近、つくづくそう思うようになった。

 

 午後8時。東京に向かう新幹線でキーボードを動かしている。それにしても、移動距離の長い一日だった。いつものように、地元の秘書がいい仕事をしてくれた。草津町で「直滑降」を愛読している小・中学校時代の同級生に遭遇出来なかったのは、ちょっと残念だった。が、久々に会った吾妻郡の後援会長がニコニコしながら声をかけてくれた。「一太さん。あれだけ安倍政権のために一生懸命やりながら、何も役職を求めなかったのがいいんだよ。分かってる人は、きっと分かってるから、ね。」

 

 人一倍、頭が切れるわけでもないし、特にルックスがいいわけでもない。(*くそっ!)性格も欠点だらけの人間だ。が、自分でもひとつだけ「いいところだな」と思う部分がある。それは「ちょっとしたこと」で幸せになれること。政治家のエネルギー源は、地元支持者の応援だ。後援会長のこの言葉を聞きながら思った。よしっ!今晩も2時間睡眠で突っ走れる!!

 

 あ、もうすぐ上野駅。続きは明日のレポートで。

 

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