10月27日:パート2




 昨日の某大手新聞朝刊に、「自民党が金融制裁法案の今国会への提出を見送ることに決めた」という記事が掲載された。これは正確な報道ではない。この記事を書いた記者を責めるつもりはない。(*まあ、大したことでもない。)会議の後で、ちゃんとしたブリーフィングをやらなかった(というより出来なかった)自分の責任だ。

 

 「対北朝鮮経済制裁シミュレーションチーム」は、2ヶ月前に「金融制裁法案の骨子」(チーム案)を発表したのを最後に活動を休止していた。この間、チーム座長として会議を招集しなかったのは、自民党総裁選挙が本格化したことに加え、新しい総裁が決まらないと「このチーム自体が存続するかどうか」が分からないと思ったからだ。

 

 幸いなことに、「シミュレーションチーム」は(そのままの形で)存続することになった。「長刀」(ポスト)を持たない「素浪人」ではあるが、「脇差し」(シミュレーションチーム座長)だけは残してもらったという感じだろうか。(笑)安倍政権誕生前には自民党拉致対策本部の下にあったシミュレーションチームが、中川昭一政調会長を委員長とする「特命委員会」(新設)に引っ越すという流れになった。今後は「特命委員会」所属のプロジェクトチームとして活動する。実質的には、石破茂委員長代理の所管だ。

 

 さて、久々に行われた一昨日のシミュレーションチームの会合には、石破委員長代理も出席。金融制裁法案作成のプロセスを再開することで合意した。厳しい国会日程や法案の数を考えると、チームで検討中の金融制裁法案を(今国会中に)成立させるのは、かなり難しいだろう。が、全くチャンスがないわけではない。北朝鮮情勢だって、国会のムードだってどう変わるか分からない。チームとしては、当然、この国会での提出を目指して迅速に作業を進めたい。「見送り」なんて決定していない。

 

 法案の準備に加え、現在発動中の経済制裁の効果の検証、新たなシミュレーションプランの作成、金融関係者からのヒアリング等の活動を行っていく予定だ。

 

 あ、そろそろ議員総会(午前9時45分から)に行かないと。続きは次回のれポートで。

 

追伸:シミュレーションチームに「大事なメンバー」を1人加えるのを、忘れていた。経済制裁で最も影響を受ける境港を選挙区に持つ赤澤亮正衆院議員だ。国土交通省出身で政策も出来るし、人柄もいい。赤澤さん、力を貸してくれますよね?!

 

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