10月7日




 午後8時50分。東京の部屋でキーボードを操作している。今日は終日、東京日程。夜は妻と中華レストランで食べ、1時間かけて散歩した。今後の人生の計画(?)について、じっくり語りあった。本日の日程をさっと振り返ってみよう。

 

 本日は午前4時に起床。午前5時にテレビ局の用意したハイヤーに乗った。午前5時45分から午前7時30分まで、TBSの「サタデーずばっと!」に生出演。ゲストは、民主党の原口一博衆院議員、ジャーナリストの岩見隆夫氏、東海大学の葉千栄教授という組み合わせだった。

 

 番組終了後、控え室でメークを落としながら、葉教授と雑談した。面白い話をひとつ聞いた。今、中国で政治ドラマが熱いらしい。共通するのは、政府や共産党内部の権力の腐敗と闘争を生々しく描いていること。たとえば「絶対権力」(「政権幹部」だったかな?)というドラマでは、政敵の収賄容疑をでっち上げるために銀行口座に金を振り込むエピソードが登場する。葉教授は、すっかりこの政治ドラマにはまってしまったらしい。

 

 「でも、葉先生。本当にそんなドラマが中国で放送出来るんですか?」と聞くと、「いや、山本さん。視聴率のとれるドラマはプロダクションがどんどん作る。政府も止めてませんよ!」という答えが返ってきた。ふうむ。この「権力シリーズ」、どれでもいいからぜひ見てみたい。中国語のDVDは出ているそうだ。よしっ!中国語の通訳を頼んで、国会議員による上映会をセットしよう。現代の中国を理解する上で、きっと役に立つはずだ。

 

 午後1時。テレビ朝日のスタジオで「TVタックル」(10月9日放送)の収録。「タックル」に出るのは久しぶりのこと。ここのところ、何度か誘われていたが、日程調整がうまくいかなかった。安倍内閣の人事を検証するコーナーでは、「実力者の言うことを聞きすぎ」とか、「仲良しクラブじゃないか」とか、「論功行賞人事だ」といった批判が続出。すかさず「そんなことありません。安倍首相は自分で人事を決めました。組閣だって、論功行賞っていうけど、信頼する政治家をチームに集めるのは当然でしょう!」と反論した。それを聞いた阿川佐和子さんが、「山本さんは、安倍内閣の偉大なるイエスマンですねえ!」と突っ込んで来た。出演者からも、「山本さん。入閣出来なかったんだから、そんなに庇わなくてもいいじゃないか!(笑)」という声が上がった。

 

 え?安倍チームにも、内閣にも入らなかったから、そこまで応援しなくてもいいって??本当に議員バッジを外す覚悟で、大きな政治的リスクを承知の上で、「安倍内閣実現」のために行動してきた。そこらへんの「にわかサポーター」とは違う。だいたい最初から「ポストはいらない!」と宣言して応援してきたのだら、(たとえ「素浪人」でも)安倍総理をこれからも支持するのは当然のことだ。

 

 午後3時過ぎ。ずっと会えなかった友人のジャーナリストを某ホテル内のカフェレストランでつかまえた。主に北朝鮮問題について意見交換。何かを一生懸命やってる人は、やっぱり輝いている。

 

 午後5時。銀座某ビル地下の喫茶店である中国専門家と会った。日中首脳会談の展望について話し合った。改めて確信した。安倍総理だから「日中関係がうまくいかない」のではない。安倍首相だからこそ、中国との戦略的パートナーシップを築けるのだと。




追伸:TVタックルの収録中、安倍内閣の組閣人事について話す場面で、ちょっとだけ熱くなってしまった。向かい側に座っていた安住淳氏が、「来年選挙だから、興奮しちゃってるんじゃないの?」と言った。自分がどれだけの政治リスクを背負って「安倍内閣実現」のために奔走してきたか。そのことを知らないから、言えるセリフだ、な。安住氏のことは嫌いじゃない。が、これは「聞き捨てならない」コメントだった。

 

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