9月27日




 午前9時。上海市内のスターバックスの2階で中国の友人を待っている。パソコンの横に置いてあるのは、もちろん熱い紅茶(アールグレー)だ。ここは窓際の席。あ、真向かいの道路にある宣伝用の看板の下の電光ニュースに「日本国新首相安倍晋作...」という文字が流れた。中国語はよく分からないが、漢字から読み取ると「日本の安倍晋三総理、日中、日韓関係の改善を表明...」みたいな意味に違いない。そうか、安倍さんはもう「日本の総理大臣」(遥か遠い人)なんだ、な。(*「遠い人」であろうとなかろうと、これからも全力で応援する。)それにしても、こんなコーヒーカップが溢れそうなほど注ぐなんて。これも「上海風」なんだろうか。(笑)

 

 こちらで何人か会いたい人物がいた。もう少し時間があれば、上海の大学で「講演」もやりたかった。が、今回はとても無理だ。今日の昼は上海総領事と会食。午後2時には再び某テレビ局の取材を受け、そのまま上海国際空港に向かう予定だ。

 

 上海にはいろいろな思い出がある。自分にとっては、(ソウルを同じくらい)「特別な街」だ。世界のどこに行っても、これほど「異様なまでのエネルギー」を感じる場所はない。北京よりずっと大雑把で、おおらかで、自由な雰囲気が漂っている。音楽、ファッション、映画、アート...どれをとっても、中国ポップカルチャーの中心地だ。

 

 30分ほど1人で市内を散策した。「上海万博」という巨大イベントを控え、あちこちで建物の修復や道路の整備が行われていた。オリンピック開催前の東京やソウルと同じだ、な。万博とオリンピックを経て、この街は「更なる進化」を遂げるに違いない。

 

 あ、待ち人が来た。続きは次回のレポートで。

 

追伸:安倍内閣の「人事」がすべて固まった。新内閣の評価は次回のレポートで「じっくり」書きたいと思う。




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