8月28日:パート2




 新幹線が東京に到着したのは、午後9時過ぎ。そのまま都内の喫茶レストランで2つのミーティングをこなした。午前零時15分。40分ほど前に帰宅。東京の部屋で本日2本目の国政レポートをしたためている。うーん。熱い紅茶が美味しい。




 「反発」を恐れていたら、政治家なんてやれるはずがない。批判されるのは「存在感」の証明だと思っている。多少悪口を書かれようと、根も葉もない中傷を受けようと、中央での政治活動にも、地元での評価にも、ほとんど影響は感じない。ネットは「ごまめの歯ぎしり」以外ほとんど読まない。というより、読みたいと思っても(幸か不幸か)時間がない。したがって、不必要に気分を害する(?)こともない。(笑)

 

 先日、あるTV番組の収録で某有名タレントからこう話しかけられた。「山本さん。党内でも一部マスコミでも、いろいろ叩かれているようだけど、打たれ強いですねえ!(笑)」「いやいや、普通でしょう」と答えた。だいたい、自分はこれまで(幸運なことに)メディアから「バッシング」と呼ばれるほどの攻撃を受けたことがない。(*裏を返せば、批判されるほどの価値がなかったということだ。)最近、週刊誌なんかで時々悪口を言われているようだが、多少は「知名度が上がった」証拠かもしれないなどと思ったりしている。

 

 自分には「痛点」がない(?)わけではない。ただ、次のように考えている。




1.山本一太は、極めて不完全な人間だ。これまでの人生は『恥ずかしい失敗』の連続だった。これほど欠点だらけなら、悪口を書こうと思えば、どんなふうにも書けるだろう。ラテン系だけに「不注意な行動」(?)も多いし、政治活動だって(他のほとんどの国会議員と同様に)100%、細かいルールを守っているとは言いがたい。「古い政治文化」を払拭出来ずに苦しんでいる部分もある。




2.ただし、曖昧なルールに悩みながらも、自らの政治活動を出来るだけ透明にしようと必死で努力してきた。明確な物差しがない領域でも、正しい政治活動のあり方を一生懸命、模索してきた。あたり前のことだけど、法律に触れるような「悪いこと」(利権を漁ったり、不法な口利きをしたり、インサイダー取引に絡んだりetc)は全くやっていない。ということは、自分に対する攻撃は「政治家としてのイメージを貶める」ことを狙ったスキャンダル報道(女性問題とかモラルの欠如とか)にほぼ限られると見ていい。




3.多少の悪口や中傷は気にしない。政治家という職業を選んだ以上、(ある程度の知名度がついてくれば)あれこれ詮索されたり、嫌がらせを受けたりするのは仕方がない。が、万一、その悪口や批判が自分の政治活動に影響を及ぼすようなものだったら、「直滑降」できちんと説明し、反論する。あまりに悪質で事実無根の中傷だった場合は、あらゆる手段を使って徹底的に闘う。




4.もし、世の中に示されたその「スキャンダルなるもの」(想像がつかないけど)が事実で、明らかに批判される部分があった場合は、率直に非を認めて謝るしかない。さらに、100%事実であると証明されたその問題(?)が「政治家として許されない失敗」だったり、自分のイメージを根底からくつがえすようなものだった時は、政治家としてそれなりの責任を取る。「議員バッジ」を外さなければならないケース(*思い当たらないけど)だって出てくるだろう。その時は、自分に政治家としての能力と見識と自覚が足りなかったと考える以外にはない。政敵との権力闘争に敗れても、「命」まで奪われるわけではない。知りうる限りのあらゆる真実を書き、自らの心情を吐露した上で、人生を「リセット」する。それだけのことだ。(*当然、自分を陥れた相手には、生涯をかけて反撃する!!)




 上記の「覚悟」さえ持っていれば、どんな攻撃にも対応出来る。この姿勢を持ち続けることが、「不当な批判や中傷」と闘う唯一の方法だ。

 

追伸:気のせいかもしれないが、最近また回りで「何か」が動き回っている感じがする。9月からは来年の選挙に向けての「真剣勝負」が始まる。この時期に「事実無根の」あるいは「事実と違う」中傷や攻撃がなされたとしたら、それは明らかに「選挙妨害」だ。その時は(躊躇せずに)断固たる措置を取る。「直滑降」でも、(具体的な目標を定めて)渾身の「反動砲」を連射する。




 政治家としての人生は一度しかない。自らの気持ちを偽らず、後悔のないように生きなければならない。遅かれ早かれ、政界から身を引く時がくる。(*それは明日かもしれない。)坂本龍馬ではないが、どうせ散るなら「前のめり」で終わりたい!!