先ほど友人と電話で話した。とても面白いことを言っていた。「一太さん。『なぜ、いま、安倍晋三なのか』がアマゾンで在庫切れになったようですね。ネットを見ていたら、中古市場に出してる人がいますよ。なんと、値段が4000円ってなってます!」さっそくチェックしてみると、お、あった。いくら発売4日めで2回「在庫切れ」になったからといって、もうこんな「プレミア」がついているなんて!(笑)嬉しかったのは評価の欄に5つ星がつけられていたこと。なるほど、これが「資本主義の原理」というものなんだなー。(笑・笑)

 

 さて、昨晩、DVDで映画「ロスト・イン・トランスレーション」を見た。監督はこの作品が2作目になる気鋭のソフィア・コッポラ。東京を舞台にしたこのラブ・ロマンスは、アカデミー脚本賞を含む数々の映画賞を受賞した。主演のビル・マーレーはもちろん、共演のスカーレット・ヨハンソンがドキドキするほどチャーミングだ。なるほど、アメリカ人にも、こんな「淡く儚い絆」みたいな感性があるんだな。東京の街の「撮り方」がカッコいい。この映画を観た若いヨーロッパ人が、「東京に行ってみたい!」と話していたのを思い出した。たまには「総裁選挙」や「北朝鮮」のことを忘れないと、自分をロストして(見失って)しまう。(笑)

 

 追伸:「本」といえば、最近、すごく面白い単行本を見つけた。タイトルは「『脱日』する韓国ー隣国が日本を捨てる日」(澤田克己著:ユビキタスタジオ)だ。「日韓関係」は、政治家山本一太にとってライフワークのひとつ。過去8年間、韓国の与野党若手議員との間に幅広いネットワークを築いてきた。「韓国にとって日本はもう特別な国ではなくなっている」というこの本の筆者の指摘は、ここ数年間の議員交流で顕著に感じられる「傾向」だ。同じことは、中国にもあてはまる。80年代の日中関係とはパラダイムがすっかり変化している。だからこそ、「対中戦略派」の安倍官房長官でなければダメなんです!!