午後7時。某ホテルのカフェで「お気に入りのマック」を取りだした。昼は友人のマスコミ関係者とランチを取りながらの情報交換。議員会館事務所に戻ると、爽やかな若者が待っていた。一昨年の夏、山本事務所でインターンをやっていた大学生(当時は米国の高校に通う高校生)だ。昨年9月にペンシルバニア大学の名門ウォートンスクールに入学。この1年ですっかり成長していた。4ヶ月の長い夏休みを利用して、日本の企業で6週間の研修をするとのこと。日本滞在中に一度ご馳走してあげないと。

 

 日頃から親しくしている韓国在住の日本人研究者もフラリとやってきた。慌ただしい日程のようで、東京では一緒に食事をする時間が取れそうもない。(残念!)まあ、近いうちにソウルで会えるだろう。彼の紹介で、3代目の「韓国人学生インターン」を受け入れることになった。とても優秀な留学生らしい。主に「日韓若手議員交流プロジェクト」を手伝ってもらうことにしよう。

 

 昨晩の「闘論、永田町!」は、民主党の安住淳衆院議員との60分ノンストップの対決。安住氏は元NHKの政治記者。自民党の派閥を担当した経験もある。「政治」をよく知っているだけに、民主党の強みや弱みを的確に把握している。ふむ。これだけ「地に足のついた議論」の出来る民主党の若手議員って、あまり会ったことがない。最大野党の選挙対策委員長としては、かなりの「強敵」だ。

 

 一見すると「つっけんどん」で「シニカルな物言い」をする。(*自民党議員からは「態度のでかいヤツ!」と言われている。(笑))が、内実は「照れ屋」で「情に厚い」人物と見た。嬉しいことがあっても、「ふん。オレは平静さ」みたいな態度を取るタイプだ、な。(笑)よしっ!これからは安住淳衆院議員のことを「民主党のトニー・チョッパー」(褒められると逆のことを言う漫画『ワンピース』のキャラクター)と呼ぶことにしよう。(笑・笑)

 

 今晩9時過ぎからは(2日連続で)「闘論、永田町!」のスタジオ収録が待ち受けている。今回の相手も民主党の若手論客。テレビでお馴染みの原口一博衆院議員と対決する。

 

追伸:本日の読売新聞の朝刊に「安倍官房長官を支えるステルス部隊(?)」の記事が掲載されていた。なんでも、「勝手補佐官マイナス山本一太」グループが活発に活動しているようだ。オリジナルメンバーの「勝手補佐官」3人(下村博文氏、世耕弘成氏、高市早苗氏)に、元気印の萩生田光一衆院議員が加わって、4人の「安倍側近グループ」を形成していると書いてあった。へえ、萩生田さんて、やっぱり安倍さんに近かったんだな。この「ニュー勝手補佐官」が安倍長官の「総裁選マニフェスト」作成に中核的役割を果たしているとすれば、こんなに心強いことはない。最近、こうした党内の動きから超越(?)しているので、党内や派閥内でどんな動きがあるのかサッパリ分からない。(笑)




 記事によれば、安倍さんの回りで様々な有志グループが動いていて、(グループ同士の連携は図られていないものの)それぞれが「参加意識」(安倍さんを支えているのは自分たちだという自負?)を持ってやっているとのことだった。当然、山本有二氏や菅義偉氏等による「再チャレンジ支援議員連盟」も、安倍応援団の中核の一つとして「作戦行動」を始めているに違いない。

 

 いよいよ「正規軍」の各ユニットの活動が始まりつつある。当面の間、安倍官房長官は「北朝鮮問題」に全力を傾注しなければならない立場だ。こうした「正規軍の芽」が、今後どういう形で「総合戦隊」にまとまっていくのかはよく分からない。が、とにかく、党内のあちこちで「安倍支援」の狼煙が上がりつつある。「嬉しいニュース」という他はない。

 

 以前のレポートでも書いたように、9月に安倍内閣が誕生しても自分が「重要ポスト」に就く可能性はゼロだ。だからというわけではないが、党内で「安倍支持のグループを作る」ことにも、「総裁選挙マニフェスト作成に加わる」ことにも、ほとんど興味がない。が、傍観者として言わせてもらうと、安倍さんはきっと「それぞれのグループ」を「側近の誰かにまとめさせる」なんてことはしないだろうと思う。「安倍内閣総理大臣」は「特定の派閥の支持」や「一部の側近の手柄」によって誕生させてはならない。安倍内閣は、党内の「派閥横断の支持」によって実現する。それが正しい「内閣の作り方」だ。

 

 安倍さんを応援する方法はいろいろとある。それぞれがそれぞれのやり方で貢献すればいいと思う。何度も言っているように、山本一太は(つたない発信力を使って)「国民と党員の方々に安倍晋三氏の魅力と可能性を説明する」ことに自らの役割を特化させたいと考えている。

 

 あ、もうこんな時間(午後8時30分)か。続きは次回のレポートで。