午後1時。東京駅から東海道新幹線に乗った。石川県の某温泉で山本一太後援会・女性部(すずの実会)の温泉旅行ツアーに合流する。夜の宴会に付き合って、現地で一泊。明日の朝の列車で東京に戻る予定だ。
それにしても、眠い。飛行機にしなかったのは正解だった。列車の中で1時間は仮眠を取れる。その前に今日の仕事(直滑降レポート)をササッとすませてしまおう。
東京駅の売店で「週刊朝日」を買った。「日本一はやい総裁選予測」という表紙のタイトルに惹かれたからだ。パラパラとめくってみると、あった。ははあ、やっぱり福岡政行教授ですか。福岡先生とは、時々、「TVタックル」等で一緒になる。けっして威張らない、人柄のいい方だし、説明も論理的で分かりやすい。でも、福岡氏の「選挙予想」は(自分が記憶しているかぎり)ほとんど当たったためしがない。(笑)(*福岡先生、ごめんなさい!)というか、自民党では「福岡教授の予想は必ず逆の結果になる」と言われている。この分析結果は、(少なくとも自民党国会議員の間では)安倍さんに有利に働くだろう。
福岡教授によれば、「民主党にとって最も戦いやすい相手は安倍総理」だそうだ。最近、民主党の若手議員が一生懸命、この分析を自分の耳に入れようとする。本当にそう思っていたら、こんなことをわざわざ山本一太に吹き込もうとするはずがない。実際はこの逆だ。来年の選挙が自民党にとって極めて厳しい戦いになることは間違いない。が、それでも、小沢民主党にとって最も嫌なライバルは「戦後最年少の総理となる安倍首相」だ。「古い政治文化」と戦いながら必死に新しい自民党を作ろうとする新時代のリーダーと、「新しい民主党」という皮をかぶった「古い旧自民党体質の旧来型党首」という構図になるからだ。「世代逆行」に「世代逆行」で対抗するというのは「最悪の作戦」だと思う。安倍さんが総理になっても参院選で議席が減ることは避けられないだろう。が、安倍首相ならダメージを最小限にとどめ、過半数割れを防げるかもしれない。
ただし、福岡教授の分析に同調出来る点もあった。それは29の「1人区」での勝敗予想だ。もしかすると(自民党にとっては)これでも「甘すぎる予測」ではないかとさえ思う。群馬県を含む8選挙区は「自民党候補が当選」という予測になっていたが、群馬の欄に「自民強固な地盤だが、山本一太氏擁立を巡り分裂不安も」というコメントがあった。この分析は正しい。現時点では各種の調査で「最強の候補者」とされている自分の支持率は、9月に向けて急落していくだろう。総裁選挙の趨勢によっては、「保守分裂」の可能性だってないわけではない。福岡先生、次回調査の際には、群馬の「当選マーク」を外して、「クエスチョンマーク」に変えてください。自分のスタッフや支持者に「本当の情勢」を伝え、「本当の危機感」を持ってもらうために。
さて、20年前の「山本スキャンダル報道」についてもう少し書いておこう。当時のことをいろいろと思い浮かべてみた。事務所を訪れたライターから、「なぜ、保守の読売や産経でなく、左寄りの朝日新聞を選んだのか」という質問を受けた。改めて考えてみると、朝日新聞に「何人か尊敬するジャーナリストがいた」ということが大きかったと思う。さらにワシントンDCのジョージタウン大学に留学していた際、朝日新聞が外交問題、特に開発援助の問題に最も熱心なのではないかと思う出来事が幾つかあった。だから「朝日新聞の新規採用に応募した」ような気がする。ふうむ。そんなに深く考えていたとも思えない。(どうだったかなあ。なにしろ、今から20年前のことですから…)
こんなことも思い出した。米国の大学院を卒業して帰国した時、亡父は「普通の会社に就職する」ことに反対した。「オレの秘書になって、手伝って欲しい。将来は政治家を目指してくれないか!」と言っていた。が、再三にわたって「私は政治の世界に入るつもりはありません!」と父親の申し出を断った。個人的には尊敬する部分の多い父だったが、国会議員になるつもりはなかった。「政治家に向いていない」と思い込んでいた。朝日新聞社の試験を受けたのは、そうしたオヤジの考え方に対する反発もあった気がする。それだけに(幸か不幸か)、亡父の政治活動に関与しようなどという気持ちは毛頭なかった。あれから20年。気がつくとこんなに一生懸命政治家をやっている。ああ、結局は「オヤジの言っていたとおり」になってしまった。(笑)
そうそう、もう一つ頭に甦ってきたエピソードがある。当時、福島県では荒井広幸氏が地元代議士の秘書をやっていた。(か、あるいはもう県会議員だったかもしれない。)共通の友人を通じて、2番目の姉が荒井氏と知り合った。荒井氏が「福島県から国政を目指している」と聞いた姉が、「うちの弟が朝日新聞の福島支局にいるので、一度訪ねてみてください!」と話したそうだ。律儀な荒井広幸氏(この時は自民党総裁選挙でスクラムを組むことになるなんて夢にも思わなかった)は、2回も支局を訪ねてきてくれた。が、結局、こちらから連絡もせず、会うこともしなかった。つまり、当時はそれほど毎日仕事で悩んだり、失敗したりしていたので、全く余裕がなかったのだと思う。荒井広幸衆院議員と実際に遭遇したのは、それから9年後(?)だった。
最新情報によれば、「山本スキャンダルをめぐる記事」は明日、某週刊誌に掲載されるらしい。さて、どんな中身に練り上げられているだろうか?どのくらいの扱いになっているのか? とにかく「一言一句」ちゃんと読んで、それから対応を考えたい。「記事の中身」にはもちろん興味がある。でも正直言うと、記事自体よりもこの「ガセネタ」の「情報ソース」と「情報経路」を探知するほうにもっと関心がある。
原稿のゲラのコピーを入手出来たら、明日、さっそく総理官邸の飯島秘書官を訪ねよう。まず、「情報のネタ元」を割り出すために飯島さんの「知恵とネットワーク」を借りる。あちこちから丁寧に情報を拾い集めていけば、「真相」に辿りつけるかもしれない。万一「攻撃をしかけてきた相手」が特定出来たら、その時は何らかの反撃を加えなければいけない。場合によっては、掟破りの「逆ライター」になって、自分の記事をマスコミに売り込んじゃおうかな?!(笑)なんて、もちろん冗談です。
追伸:
1.「スキャンダル話」の発信源が群馬県であることは間違いない。もし、この件で何か情報を持っている方がいたら(匿名で)このHPに(メールで)情報をお寄せください。そのまま載せたり、別の目的で悪用するようなことはしません。どんな小さなことでも結構です。これが総裁選挙の前哨戦であることは間違いありません。旧来の古い政治手法(恫喝と中傷)を駆使する「アンチ山本=反安倍」との戦いに、ぜひ力を貸してください!!
2.昨晩、腕時計が急に動かなくなった。父親の形見として大事にしているセイコーだ。恐らく電池切れだと思うけど、「亡父が怒っている」のかもしれない。そうだ、これは父親の名誉にもかかわる話だもの。