午前10時。今国会最後の参院本会議。昼は赤坂プリンスホテルの旧館2階で所属派閥(清和政策研究会)の総会に出席した。国会休会中は週一回の(?)「在京有志議員による昼食会」に切り替わる。が、出席は「義務」ではない。つまり「2回連続で休んでも」罰は与えられないということだ。遂に突入した。「3ヶ月近い放し飼い状態」に!(笑)さあ、5年ぶりの「大政局」がやってくる!!

 

 午後1時。参議院予算委員会がスタート。「小泉総理の答弁」はこれが見納めだ。せっかく予算委員になったのに、総理に質問する機会は(結局一度も)回って来なかった。参院自民党を見回してみても、山本一太以上に「小泉改革」を一貫して(損得抜きで)応援してきた政治家は見当たらない。ああ、(某参院幹部の反対(?)で実現しなかったけど)たった一度でも(無理を言って)小泉総理への質問に立ちたかった。まだ3ヶ月あるけど、一応言っておこう。「小泉総理、数々の国会答弁、本当にご苦労様でした!!」

 

 午後2時30分。予算委員会を途中で抜け出した。(*自民党理事には事前に許可をもらっていた。)党本部で行われた「歳出削減プロジェクトチーム」の会議へ。外交部会長として「激しく」(といっても60%くらいのボルテージで)発言した。すっかり「族議員化」している「堕落した自分」を発見した。(くそっ!)が、ODAのみ「4%削減」などというアンフェアな数字はとても受け入れられない。それにしても、いろいろ「アタマにくる事件」があった。このことは、改めてきっちり書く。

 

 夕方。ある…って、これは書かないようにしよう。(笑)夜は中華料理を囲んでの懇談会。集まった5人の有力なジャーナリストや経済人たちと「放談」した。「安倍外交の可能性」について力説した。会の主催者からこんなことを言われた。「山本さんは、本当に話がうまい。政治家のモノマネなんて出色だしね。(*そう。実際にしゃべったほうがテレビ画面で見るより3倍面白いと言われるんです。)でも、気をつけてくだい。懇談が得意な政治家って、総理になれないという傾向があるから。」「ご心配には及びません。最初から『偉くなる可能性』は全くありませんから!(笑)」と切り返しておいた。

 

追伸:

1.派閥幹部からの「総会を理由なく2回続けて休んだらペナルティー」というおふれが出た後、毎週木曜日の派閥総会(昼食会)への出席率は「ほぼ100%」を保っている。(と思う。)割り当てられた年貢(?)も遅延なく治めてきたし、仲間の選挙区に応援に入った数も(派閥幹部を除けば)トップクラスだろう。以前のレポートでも書いた。派閥内では「札付きの不良」として扱われているのに、実際はグループにけっこう貢献している。皮肉なものだ。(笑)




2.明日の早朝「サタデー、ずばっと!」(午前5時45分ー7時30分)に出演する。主に「ポスト小泉」や「社会保険庁問題」についてコメントする。ええと…出演時間は、午前6時10分頃から最後(午前7時30分)まで…か。「コーナー出演」といっても、ほとんどゲストコメンテーターと変わらないですねえ。




3.「北朝鮮人権侵害問題対処法」が成立した。数行の修正はあったものの、「対北朝鮮経済制裁シミュレーション・チーム」で練り上げた法案がほとんどそのまま認められた形だ。法案成立の過程で最も大変だったのは、自民党内での手続きだった。だから言わせてもらう。この法律の最大の功労者は「シミュレーションチーム」の12名だ。




 メディアの報道を見るかぎり、この法律の本当の意味があまり伝わっていない気がする。このこともどこかでちゃんと書いておかないと。