朝の新幹線で高崎に向かっている。今日も夕方まで地元日程。某町の支持者宅で行われる「山本一太を囲むスイカ試食会&懇親会」に顔を出したり、青年会議所の創立40周年記念式典に出席したり…。こうした地道な活動が自分に対する有権者の支持(=選挙での得票)に結びついていく。

 

 片山虎之助幹事長が「自民党の友好団体との関係修復」を提唱している。青木幹雄議員会長が1人区行脚をしているという記事も読んだ。組織の立て直しをすることは大事かもしれない。また「1人区」が勝敗のカギを握るというのも間違いない。だから、こうした行動に「意味がない」とは言わない。が、来年の参議院選挙の「逆風」はとても止められない。「自民党が参議院で負ける」原因はもっと根本的なところにあるからだ。

 

 来夏の参議院選挙で自民党が議席を守る方法はただ1つ。中途半端なことはせず、「改革路線」で突き抜けることだ。改革の手を緩めて既存の組織との友好関係を再構築することではない。ましてや、小泉総理が断ち切った「既得権益」を復活させるようなことをしたら、まさに「逆効果」(=自殺行為)だ。どんな「防護手段」を取ろうと、有権者は必ず「自民党に投票しない理由」を探し出す。以前のレポートにも書いた。国民の心の中には「政権交代願望」がある。そして「古い自民党」への嫌悪感は依然として強い。国民にとって小泉改革が「疑似政権交代」だったことを忘れてはならない。

 

 来年の選挙で参院の「1人区」は惨敗する。比例の議席も100%減る。誰が総理になっても「現状維持」は無理だ。過半数割れを防ぐ唯一の希望が「安倍政権」ということになる。自分だって半分の確率で淘汰されるだろう。2ヶ月後に、再び「山本選挙分析チーム」を召集する。もう一度、すべての選挙区の分析をやる。群馬県の情勢もかなり変わっているに違いない。ちょうど「総裁選挙の真っ最中」の時期だ。現状では全選挙区中ナンバーワンの「高支持率」も、第2グループくらいまで下がっている可能性が高い。

 

 過去11年間。自らの選挙も含めて4回の参議院選挙に関わった。その経験からハッキリ分かった。衆議院議員のような選挙マシーンを持てない参議院議員がプレーヤーとなる参院選挙の勝敗は、9割以上、「その時の党首の人気とイメージ」で決まる。党執行部の体制とか、広報戦略などというものは、ほとんど関係ない。あらゆる状況から見て「苦戦必至」の参議院選挙を「国民に評判のよくない党首」や「パッとしない総理」の下で戦ったら、最初から勝てる望みは限りなくゼロに近い。

 

 来年夏の参院選挙で与党が過半数割れに追い込まれたら、恐らく年末までには衆議院解散を余儀なくされる。(*その理由はレポート「参議院選挙惨敗という悪夢」で書いた。)昨年の「2度と出来ない小泉劇場選挙」で実力以上の議席を獲得した自民党が、次回の衆議院選挙で大きく議席を減らすことは100%間違いない。「小泉チルドレン」は半分以上が討ち死にする。たとえ自公で過半数は維持出来たとしても、政局は「政権交代」に向かって大きく動き出すだろう。

 

追伸:「オレはどんな状況でも必ず当選する!」みたいなことをいう衆議院議員がいる。なるほど、選挙区事情は厳しくても、「この政治家はきっと生き残るだろうな」と思わせるバイタリティーと行動力に溢れた代議士もいないわけではない。が、大抵の場合、「数字」は正直だ。参院選挙の敗北から解散総選挙という流れになった場合、昨年9月の「郵政神風選挙」で次点の民主党候補と1万票前後の得票差しかない現職は、(風の向きによっては)すべて逆転の憂き目に遭う可能性がある。

 改めて眺めてみると、「この人はどんな状況下の選挙でも確実に勝ち残るだろうな」と確信を持って言える自民党の衆議院議員って、意外と少ない。安倍晋三氏、石原伸晃氏、河野太郎氏、渡辺喜美氏、茂木敏充氏、石破茂氏等々…。まあ、ここらへんは「盤石」だと思うけど。