午後7時45分。東京に向かう新幹線の中でパソコンと格闘している。地元でお世話になっている方のご母堂が亡くなった。夕方の列車で急遽、選挙区に入った。沼田市の自宅で弔問をすませ、再び高崎駅から再び東京行きの新幹線に飛び乗ったというわけだ。午後9時から某テレビ番組のインタビュー、午後10時からは「情報交換」のミーティングがセットされている。ああ、お腹が空いた。車内で弁当を買うか、それとも、午後10時まで我慢するか…さて、どうしよう。

 

 朝。党本部の「イラク問題プロジェクトチーム」に遅れて参加。午前9時過ぎに議員会館事務所に出勤した。議員執務室(というほどのスペースではないが)であれこれ仕事をした後、午前10時の参院本会議へ。本会議終了後、早めのランチをとり、昼から九段会館ホールで開催された「地方自治危機突破総決起大会」へ。午後12時45分。事務所でTV番組「アサ秘ジャーナル」の電話インタビューを受ける。ネタは直滑降レポート。TVスタジオの浅草キッド&江口ともみさんと軽妙な会話のピンポンをやった。午後1時から3時間のODA特別委員会。午後2時過ぎ。一瞬だけ委員会を抜け出して、党本部の政調会長室へ。高市早苗氏と2人で中川秀直政調会長に会った。

 

 午後4時にODA特別委員会が終了。そのまま党本部に急行した。午後4時過ぎに始まった「小泉政権の聖域なき構造改革を支援する若手議員の会」に合流。ゲストは竹中総務大臣だった。冒頭、同会会長の桜田義孝衆院議員が次のような挨拶をした。「小泉改革は財政出動に頼らず、構造改革で景気回復に成功した唯一の政権。9月のポスト小泉で具体的な名前も取り沙汰されているが、我々のグループとしては『小泉改革を継続する』ことの重要性を訴えていきたい。」ふうむ。意味深長な、いいスピーチだなあ。隣に座った某若手議員が、「この会、なぜこの時期に急にやるんですかねえ」と聞いてきた。「そんなの、政局が絡んでいるに決まってるじゃないですか(笑)」と答えた。「構造改革支援の会」を途中退出し、東京駅に向かった。まあ、さっと振り返るとこんな1日だった。

 

 あ、車内販売のカートがきた。ええと、駅弁は…我慢しよう。アーモンドチョコレートもやめておこう。熱い紅茶だけを買った。それにしても、紅茶1杯で300円は痛い!(笑)

 

 あ、もう上野か。続きは次回のレポートで。

 

追伸:

1.明日の午後5時過ぎ。国会内の平河クラブで「特殊指定問題議員立法チーム」の記者会見を開く。

高市早苗座長からバッチリ言ってもらわねばならないことがある。




2.北朝鮮に対する経済制裁法案、JBIC分割問題、新聞の特殊指定、9月の総裁選挙をめぐる政局…国会議員として関わってきた様々な戦いの中で、政治家としての「戦闘力」や「突破力」を試される。ひとつひとつの局面で、その都度、回りから評価される。




 無鉄砲なだけの「子猫」が、痛い目にあいながら、いろいろな試練を経て成長し、ケンカの仕方を憶え、戦闘能力を磨いてきた。敵からも味方からも、「山本一太が本気で入ってくると手強い」と思わせなければならない。少なくとも「チビ猫」から10年かけて(チータの性質を持った)「ジャッカル」くらいにはなったと思う。それでも、永田町の老獪な「ライオンたち」にはまだまだ歯が立たない。

 

 ふむ。漫画マニアふうにいいかえると、戦闘力では「子供の悟空」から「ゴテンクス」くらいのレベルまで進化した。が、「魔神ブー」には遠く及ばない。そんな感じだろうか。このたとえが分かるのは、政界では麻生外務大臣くらいだろうな。(笑)

 

3.ここからは新橋のコーヒーショップからのレポート。ええと、もう午後10時20分か。六本木の某ビルで行われたTVタックルのインタビューを終え、友人と会うためにやってきた。温かい紅茶とチキンベーグルで簡易な夕食をすませたところで、電話が入ってきた。あまりに忙しそうなので「情報交換」のミーティングは(こちらから)キャンセルした。(ガクッ!せっかくここまでやってきたのに!)でも、迷惑はかけたくない。また、別の機会もあるだろう。




4.ODA特別委員会の前後に、東京都選出の中川雅治参院議員と来年の参議院選挙について意見を交わした。環境庁の事務次官までやったエリート官僚にしては、国民のムードに敏感だ。参議院の定数是正問題でも、堂々と正論を展開していた。明日の朝、「参議院選挙惨敗という悪夢」のその1とその2をプリントアウトして、早速、中川事務所に送っておこう。