参院外交防衛委員会が予定より早く終わった。傘を片手に早足で赤坂プリンスホテルに向かった。35分の遅刻だったが、何とか間に合った。よしっ!ここのところ、出席率100%だな。

 

 後で分かったことだけど、一昨日の朝、清風会(参院森派)の「緊急会議」があったらしい。山本一太以外には全員、声がかかったようだ。会議では「直滑降レポート」のコピーが配られ、「山本問題」が話し合われたと聞いた。(*まさか、会議の資料になるなんて。(笑)いよいよ「直滑降」の視聴率も上がってきたということか。)

 

 この話を聞いた時は、一瞬、「欠席裁判じゃないか」「卑怯なやり方だ」と思った。派閥会長に叱られているとはいえ、かりにも「10年間付き合った仲間」にここまでやるかなとも思った。でも、よくよく考えてみたら、「張本人」を前に「山本対策」を相談するなんて出来るはずがない。清風会には、誠実でハートフルな政治家が多い。参院森派の幹部としても、よっぽど「困り果てて」のことだろう。そう考えることにした。ま、こんなことで腹を立てても仕方がない。「この会議で誰からどんな発言があったのか」は、かなり詳細に情報収集した。でも、ここには書かない。政治家にはそれぞれ立場というものがある。そりゃあ、「山本批判」をやらざる得ない人もいるでしょう。

 

 午後2時。岡田直樹参院議員の議員会館事務所を訪ねた。美味しい紅茶をいただきながら、30分ほど、本音で話をした。会話の内容は秘密。が、岡田氏は(ひとことでいうと)同郷の政治の師である森会長のことも、先輩の山本一太のことも本気で心配していた。(*やっぱり、いいヤツだな。)岡田さんのことを、これから「優しい悪魔」じゃなくて、「優しい巨人」(身長188センチ)と呼ぶことにする。(笑)

 

 慎重に言葉を選びながら、とつとつと持論を述べる岡田議員を見ながら、ふと思った。「『ジュラ紀の組織』である参院自民党で、自分は常に『異端児扱い』されてきた。でも、自由に発言出来ない『村長システム』には小さな風穴をあけた。岡田さんのようなやる気も才能もある若手議員にとっては、多少なりとも「息のしやすい環境」を作れたんじゃないか。そういう点では、山本一太の『不良少年的行動』には意味があったんじゃないかな」と。

 

 午後5時。新幹線で地元(高崎)に向かっている。ううむ。寝不足が続いているせいか、首と肩が重い。やっぱり年(?)ですね。

 

追伸:岡田氏は、「一太さんの直滑降レポート、ずっとフォローしてるんです」と言っていた。(*ほんまかいな?)石川県の皆さん、「優しい巨人」を大事にしてください。あと10年もすると、「政界の巨人」に大化けするかもしれませんから。(笑・笑)