来年の参議院選挙を心配する地元のある支持者からこう言われた。 「一太さんが安倍官房長官を応援する気持ちはよく分かる。 でも、なぜ、ここまで先頭に立ってやらなければならないのか? だって、どうみても安倍さんが総理になるよ。 来年のことを考えたら、9月まで大人しくしていたほうが得じゃないのかなあ。」(*ご心配をかけて、申し訳ありません。)

 

 が、この見方は正しくない。 国民的な人気という点では、安倍さんがリードしているが、(だからといって)安倍内閣が簡単に実現するなどとは思っていない。 総裁選挙まではあと5ヶ月もある。 政治は「一寸先は闇」という世界。 何が起こるかは全く分からない。

 

 加えて、山本一太以上に安倍晋三氏の魅力や人柄を発信出来る政治家がいるとはとても思えない。 自分は「安倍官房長官の側近」ではない。(そこまで自惚れていない。) が、「熱烈なサポーター」であることは間違いない。(*小泉総理と安倍さんをずっと応援してきた。) テレビでも、ラジオでも、新聞でも、雑誌でもいい。 「安倍支持をアピールする」という点において、最初からバッジをかけて行動している山本一太とそれ以外の政治家では(僭越ながら)発言のインパクトが全く違う。 「ポスト小泉」をめぐるいかなる討論においても、自分より強力なディベーターは見当たらない。 

 

 そりゃあ、そうでしょう。 党内の反発も恐れないし、実力者の顔色をうかがう必要もない。 安倍内閣実現への思い入れが、熱意が、そして覚悟が違う。 その確信がなければ、「チャレンジャーに捧げる詩」なんて作らない。 新曲披露の記者会見なんてやらない。 要領よく立ち回ろうという気持ちがあったら、すぐに見抜かれてしまう。 リスクを恐れない覚悟がなければ「けっして伝わらない」ものがある。 どんなに小さな存在であっても、1人の人間の強烈な意志にはメッセージ力がある。 そこから世界を変わることだってあるかもしれない。 そこに自分の役割がある。

 

 そういえば、先日の夜。 景山俊太郎参院議員、吉田博美参院議員と夕食を共にした際に、吉田氏がポツリとこんなことを言った。 「山本さんは、テレビ画面のイメージが明るい。 思ったことをそのまま言うから、気持ちがいい。 まあ、いつも直球だから、怒られたり、損したり、失敗したりすることはあると思うけど、ずるさを感じないね。」 さらにこうも話していた。「山本さんの他にも、テレビに出る人は結構いる。 でも、言葉はなめらかに出てきても、なんか遠慮したり計算してるので、全体の印象がちょと暗いんですよ。 あ、あの人はいろいろうまく立ち回ってるんだろうなって、分かっちゃう。 皆、そう見てるんですよ。」 吉田さんはお世辞を言わない。 自分の欠点(「走り出したら曲がれない」)をこんなふうにポジティブに見てくれてる人もいるんだな。 ちょっと嬉しかった。 

 

 さて、本日は朝8時から外交関係合同部会。 午前10時から外交防衛委員会。 昼の派閥総会を挟んで、午後からは官僚のブリーフィングや取材が続いた。 午後3時30分。 歳出改革に関するプロジェクトチーム。 途中で抜けて東京駅へ。 夕方の新幹線で地元(前橋市)に移動。 某後援会で国政報告(及び出席者との意見交換)をやった。 東京に戻ったのは午後10時過ぎ。 東京の部屋でパソコンに向かっているが、あ、もう午前零時を回った。 明日は早朝のラジオが待っている。 続きは次回のレポートで。