朝から切れ目のない日程だった。 午後。 議員会館の部屋に防衛庁と防衛施設庁の役人を呼び、米軍基地再編問題についてのブリーフィングを受けた。 特に、沖縄の米軍普天間基地の代替施設問題について議論した。 「基地移設問題での防衛庁の立場や見解は分からないでもない。でも、現行のキャンプシュワブの沿岸案について、どうしても移設先の名護市と調整がつかない場合は、あまり頑なになるべきではない。 合意出来ないのなら、『海上案』も検討したほうがいい!」と話しておいた。 「(事態が動かなければ)外交部会のほうでも、日米関係の側面からこの問題を近くテーマとして取り上げるつもりだから。」とも言っておいた。 が、今晩のニュースで政府(額賀防衛庁長官)と名護市(島袋市長)が「新たな移設案で合意した」という速報が流れた。 沖縄県知事との折衝も残っているが、解決のための「重要な第一関門」を突破した。(*とりあえず、ホッとした。) 外交部会を開くのは、見合わせよう。

 

 夜7時。 某メジャー雑誌の編集者2名と夕食。 中華料理をつつきながら、「ニューリアリスト論文」の売り込みをやった。 2人とも真剣に話を聞いてくれた。 「内容は分かりました。とにかく、検討します」という返事だった。 論文の見せ方や切り口についても、有益なアドバイスをもらった。 ま、今回はダメでも、きっとどこかで発表するチャンスがあるだろう。 「楽観主義」は、政治家の大切な資質の1つだ。(笑)

 

 編集者の1人から、「一太さんの『直滑降レポート』って、政治家の中でもトップクラスの視聴率じゃないですかね。」と言われた。 「いいえ、もっと読まれているブログは一杯あると思いますよ。 たとえば、河野太郎氏の『ごまめの歯ぎしり』とか、中川政調会長の『TODAY'S EYE」とか。 野党で言うと、馬淵さんのブログなんて、特にマスコミ関係者の間では関心が高いらしいし、ね。」と答えた。 こんなやり取りが続いた。 「そうですかねえ。 ところで、あのタイトルは、誰かが考えてるんですか? それとも自分で? いや、プロとして言うと、タイトルを考える力は書く能力と別だと思ってるもんですから。」 「もちろん、私が考えてるに決まってるじゃないですか。 当然のことですが、一言一句、自分で書いてますよ!」 「ふうむ。 さすがは『中二階』のクリエーターだな。 言葉のセンス、ありますよねえ。」 

 

 相手は編集のプロだ。 お世辞だとは分かっていても、分かっていても、嬉しかった。(漫画ワンピースの「チョッパー」なら、(テレながら)「このヤロー、そんなこと言われても嬉しくねえよ!」なんて言うところだ。(笑))

 

 午後9時過ぎ。 次の会合に向かった。 いつものカフェではなく、オフィスの会議室で「情報交換」をやった。 ふむ。 こういうパターンもいいな。 落ち着いた感じで。