午前10時から外交防衛委員会で20分の短い質問に立った。租税条約と日中関係について外務省の見解を質した。 ふむ。麻生外務大臣の答弁は(時々ひやっとするけど)、率直でウィットに富んでいる。 人間的にはかなりチャーミングだな。 あとはもう少し慎重に発言していただけるといいんだけど。(笑) なにしろ、「外務大臣」ですから、ね。




 参院森派(清風会)の実質的な世話役である山崎正昭氏(前内閣官房副長官)から、「話したいことがある」というメッセージが残っていた。 さっそく、2階下にある議員会館の部屋に飛び込んだ。 たまたま本人がいた。 数分だけ言葉を交わした。 「お説教」を覚悟していたが、そうではなかった。 会話の中身は書かない。 が、そこは、人情派で面倒見のいい山崎先輩のこと。 思わぬ「温かい言葉」をかけてくれた。 亡父と親しかったということもあると思う。 「困ったヤツだが、放っておけない!」という様子だった。 山崎氏とは、改めて明日の午前11時に会うことになった。

 

 同じ派閥でも(陰で)「最後はつまみ出す!」などと自分を罵倒する議員もいれば、本気で心配してくれる先輩議員もいる。 そりゃあ、そうだ。 少なくとも10年、同じグループでスクラムを組んできた仲間なんだから…。 そう言えば、少し前に森派の某ベテラン議員もこう話していた。 「国民に選ばれた個々の政治家の発言を封じることなんて出来ない。 所属派閥の総裁候補(?)を応援すると言っているからといって、それで派閥を除名するなんてことには、断固、反対だ!」 明後日、清風会会長である同期の谷川秀善参院議員ともアポを取った。 ハートの大きな谷川さんにも、自分の「本音」を伝えておこう。

 

追伸:2ヶ月ほど前、森会長から(80名の派閥メンバーの前で)「これ以上、安倍、安倍というなら派閥を退会してもらう!」と申し渡された。 その後、追加の「お叱り」はない。 総裁選挙で同じ派閥のエースを応援すると言っているからという理由で、派閥をクビになったケースはない。 森会長が「何とか派閥の秩序を守ろう」と腐心していることは分かるが、「派閥の長は、どちらに肩入れしようと構わない。が、それ以外の所属メンバーはどちらを応援することも、それを発言することも許されない!」という理屈は(申し訳ないが)受け入れられない。 




 回りの友人たちも口をそろえて、「そんな理由で派閥を除名されるなんてあり得ない!」と言う。 が、自分は仮にも派閥の会長である森元総理の言葉を重く受け止めている。 そこまで政治というものを侮っていない。 「いつ、何が起こるか分からない」という緊張感と覚悟を持って日々の政治活動をこなしている。 当然でしょう?!