午後8時10分。 赤坂のファミレスでスパゲッティーを食べ終えた。 レモンティーを飲みながらパソコン画面とにらめっこしている。 午後9時過ぎからは「闘論、永田町!」の収録が待っている。 今回のTVディベートの相手は、財務省出身の木原誠二衆院議員。 いわゆる「小泉チルドレン」の中でも「本物」の呼び声が高い期待のルーキーだ。 ええと、35歳か。(*山本一太より13歳も若い!) 財政再建、公務員改革、対中外交等を中心に議論をふっかけたいと考えている。 ちょっと楽しみだなー。

 

 さて、永田町の偉い方々(*もちろんそうでない方々も大勢いるが)の中には、「平気でウソをつく」政治文化が根強く残っているようだ。 中には、簡単に前言を翻し、都合良く理屈をすり替え、言っていることとやっていることが一致せず、口に出した約束を守らないタイプの政治家もいる。 こういう「論理性も一貫性もない人々」を目の当たりにすると、どうやって議論すればいいのか、何と言って反駁すればいいのか…全く分からない。(笑) そうか、今日言ったことが、明日には「180度変わるかもしれない」ということを前提に考えればいいんだな。うん。

 

  政治家として物心がついた頃から、小泉総理と安倍官房長官をずっと応援してきた。 その大きな理由のひとつは、この2人が、「約束したことを実行する」「自分の言動にちゃんと責任を取る」という(一般社会では当たり前の)ルールを守る数少ない政治家だからだ。 2人とも性格的には「武将のような」激しい部分がある。 が、(特に小泉総理は)特定の個人の名前をあげつらって中傷したり、悪口を言ったりすることがほとんどない。 あれだけ罵られ、聞くに堪えない悪口を並べられても、だ。 

 

 そういう意味で、この2人は、やはり「リーダーの器」だと思う。 それに比べて、山本一太という政治家は何と「小人」だろう。 他の政治家の行動を激しく批判したり(陰では言わないが)、ちょっとしたことで感情的になったり、過剰反応(?)してみたり…。 なんて心の狭いエゴイストだろう。 政治家としても、人間としても「修行が足りない」ことを痛感する毎日です。(反省!)

 

 それでも、発言をくるくる変えるような「言葉の軽い議員」にだけは、絶対になりたくない。 自分より立場の弱い人間や後輩に威張り散らすような「みっともない政治家」には、けっしてなってはいけないと自分に言い聞かせている。 まあ、今のところは大丈夫でしょう。 山本一太が真っ正面から逆らってきたのは、常に自分より何倍も力のある「政界の実力者」ばかりだもの。(*子猫がライオンに挑むみたいに。) なるほど、これじゃあ、いいポストなんて回ってくるハズがない。(笑・笑)

 

 あ、もう午後9時を回った。 そろそろスタジオに向かわないと。 続きは次回のレポートで。