午後9時。 東京に向かう新幹線の車中でパソコンを開いた。 夜の会合では全く食べる時間がなかった。 駅前のコンビニで買った大きなメロンパンをパクッとかじったけど…うっぷ。 甘すぎて気持ちが悪い。(*ああ、お腹空いたなあ。)

 

 さて、今晩のビッグイベント(群馬県自民党県連国会議員・県会議員合同会議)の模様を振り返ってみよう。 会場となった伊香保温泉某ホテルの会議室には、群馬県選出のほとんどの国会議員と県会議員が顔を揃えていた。 報道陣も2,30名はいただろうか。 予定どおり、午後5時ぴったりに始まった。 笹川たかし県連会長の挨拶の後で、県連幹事長から県議会を二分する2つの派閥の解消と一本化の経緯について説明があった。 「これまで2つのグループが切磋琢磨してやってきましたが、小選挙区制度の導入や参院選挙の議席が1になるということもあり…この度、自民党県議団として大同団結することになりました。」 「全会一致」でこの方針が了承された。 

 

 主要な議事が終了したところで、来賓挨拶に移った。 出席した国会議員が1人1人マイクを握って挨拶。 笹川県連会長と中曽根弘文参院議員は、敢えて来年の参院選挙に言及してくれた。(*特に、弘文氏は「山本一太」という名前まで挙げてくれた。) 自分の順番は最後だった。 約50名の県議団を前に、次のようなスピーチをした。 

 

 「本日は群馬県選出の自民党国会議員、県会議員の方々のほぼ全員が集まっておられます。 この会議が始まる直前にテーブルを回り、1人1人の方々にご挨拶をさせていただきました。 この10年間、それぞれの先生方から、後援会の会合に呼んでいただいたり、議員の方々のご自宅にお邪魔してお茶をいただいたり、県の様々な行事で顔を合わせたり…1人1人のお顔を拝見しながら様々なシーンが頭をよぎりました。 この(3人の総理を生み出した)日本一の県連と日本一の県議団の皆様に応援していただいて、過去2回の選挙を勝ち抜き、国会議員として頑張って来れたことを心から誇りに思っています!」 

 

 ワンテンポ置いて、こう続けた。 「そして、私自身、来年の参議院選挙で改選を迎えます。 来年の選挙には、私が生まれ育ったこの群馬県で公認をいただき、ぜひとも群馬県の代表として出馬をさせていただきたいと考えております。 この点について、先生方のご理解とご支援を賜りますことを真っ直ぐにお願い申し上げ、併せてこの県連の新体制で保守王国群馬県を引き続き(しっかりと)支えていただきますことをお願いして、私の挨拶とさせていただきます!!」 会議の後、笹川県連会長が言った。 「なんか、今日の会議は山本君のためにやったみたいだよなあ。(笑)」

 

 午後6時30分から別棟の宴会場でセットされた「懇親会」にも出席した。 中締めまでの約2時間、会場をくるくるとスラロームしながら、ほぼ全員にお酌をし、ほぼ全員と言葉を交わした。 激励されたり、アドバイスをもらったり、叱られたり…反応は様々だった。 が、(驚いたことに)全体としては「エール」のほうが断然多かった。 渋川の兄貴分とは4月下旬に計画している「勉強会」の話をした。 邑楽郡のおにいちゃんとは、昨年に続いて顔を出すことになっている「音楽の集い」で歌うナンバーの打ち合わせをした。 本当の兄貴(義兄)からは、「しばらくは、少し慎重に!」と釘をさされた。 高崎の弟分からは、宴会場を出た後に電話がかかってきた。 「直滑降レポート:動き始めた陰謀」の視聴率は、抜群に高かったようだ。 「あんまり、かりかりするなよ!」とか、「波風を立てないように」というアドバイスも頂戴した。

 

 嬉しかったのは、公認を申請した吾妻支部の某県議が、「何があっても、応援する!」と言ってくれたこと。 「一太さん。 あまりネットに弱気なことは書かないようにしてよ。 多少、チャチャを入れる人がいても、放っておけばいいじゃないか。 この地域は、もう決まっているんだから。 吾妻支部からの公認申請手続きは、今月末の会議で粛々と決める。 国会議員として日本のことを自信を持ってやって欲しい。」 何でも、某県議のもとに「直滑降レポート」を読んだ神戸市の読者(山本ファン?)から「抗議のメール」が届いたらしい。(*どなたか分かりませんが、ありがとうございました。)

 

 あ、もう東京か。 いずれにせよ、今回の会議で「公認」が決まったわけではない。 「公認決定」までには、まだまだひと波乱ありそうだ。 最後まで気を緩めずに全力を尽くす!!

 

追伸:今晩、どこかのテレビ局で「安倍長官が総裁選挙出馬の意向を固めた」というニュースが流れたようだ。 誰が、どんな意図を持って、メディアにこんな情報を伝えたのかは分からない。 が、直感的に言って(安倍さんに確かめたわけではないが)、これはあり得ないと思う。 国会開会中のこの時期に、安倍長官が唐突にそんな発言をするはずがない。 ふむ。 反安倍連合(?)の「陰謀」じゃないかな。

 やはり今晩、都内で「安倍長官を囲む派閥横断の会」があったようだ。 安倍さんを応援する会は、どうもあちこちにあって、あちこちで自発的に動き始めているらしい。 詳細は分からないが、なんて喜ばしい現象だろうか。 (*こうした動きがどんどん広がっていくといいのに。) 

 党内で安倍支持を盛り上げる役割は、他の「自分より影響力があって、安倍氏により近い議員たち」に任せることにしよう。 自分はアピールの対象を「党員と一般国民」に絞りたい。 あらゆるチャンネルを使って「安倍長官の魅力」を発信し、「ポスト小泉はなぜ安倍晋三でなければいけないのか」を説明する。 安倍さんの「国民的人気」をさらに定着させることに(少しでも)貢献出来ればと思う。 このことにすべてのエネルギーを傾注したい。

 

 民主党の「自滅自壊現象」を背景に、党内の「安倍温存論」が再び浮上してきた感がある。 今週中に、「なぜ、安倍氏を応援するのか」「なぜ安倍総理でなければいけないのか」シリーズの連載を開始する。