昨日から今日にかけて、1泊2日で台北に飛んだ。 日本の某シンクタンクと台湾の某大学の共催によるプロジェクトで講演をするためだった。 自分は自民党で言うところの「伝統的親中派」ではない。 が、「プロ台湾」の政治グループ(いわゆる親台派)にも属していない。 

 前回、台湾を訪れたのは3,4年前だったと思う。 当時中国での出版が決まっていた「私が総理になったなら」(角川書店:山本一太監修)を、台湾でも出せないかと考えたからだ。(*中台の両方で発表したほうが、文字の関係で中華圏に広がりやすい。) 台北の大手出版社社長や知り合いの大学教授に会った憶えがある。 ここ数年、北京や上海に足を運ぶことが多くなった。 が、台湾の有識者が「中国や日本をどう見ているか」ということには、ずっと興味があった。 そんな時に、プロジェクトへの参加要請が舞い込んできた。 何とか地元日程を調整した。

 

 ヘンリー・キッシンジャー教授も、たしか最近の「フォーリン・アフェアーズ」で、米中関係について次のような主旨のコメントをしていた記憶がある。 「中国の台頭」は(良くも悪くも)、超大国アメリカさえも阻むことの出来ない「時代の大きな流れ」だと。(*その通りだと思う。) それだけに、現地で会った台湾関係者の言葉には、ある種の「悲壮感」さえ漂っていた。 それにしても、会議もプレゼンもすべて英語。 最初に、「I will speak in a language which is very similar to English!」(私は英語と良く似た言語で話します!)と言って笑いを取ったけど…。 何時間も必死に「横文字」でしゃべったりして…もう、ボロボロの状態です。(笑)   

 

 東京の部屋でパソコン画面に向かっている。 熱い紅茶と「紫色チップス」(*これは感動もの)で気分転換を図り、再び書き始めた。 あ、もう、午前1時か。 台北でもあまり寝てないし、明日の予算委員会の資料は早朝に読むことにしよう。 目覚ましを午前4時にセットして…と。 では、このままダウンすることにします。 おやすみなさい!!