午後7時30分。 都内のファミレスでスパゲッティーを食べた。 熱い紅茶を飲みながら、政策秘書から届くことになっている資料を待っている。 少し暗いせいか、目が痛い。 ううむ。 視力って、こうやって落ちていくんだろうな。

 

 本日は、午前10時から久々の参院本会議。 午後1時から5時までは、小泉総理出席の下で予算委員会の「集中審議」(税制・財政)が行われた。 午後2時。 ササッと委員会室を抜け出して党本部へ。 「対北朝鮮経済制裁シミュレーション・チーム」の会合に10分ほど顔を出した。 「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律案」(略:北朝鮮人権侵害問題対処法)のチームとしての条文案がまとまった。 幾つかの文言を微修正した上で、来週中には「党拉致問題対策本部及び関係合同部会会議」の審議にかけたいと考えている。 ふうむ。 座長の自分が言うのも何だけど、かなり「完成度の高い法律案」になったと思う。 皆さん、ご苦労様でした。

 

 今月の20、21日にかけて、シミュレーション・チームの代表3名(増原義剛、西村康稔、山本一太)で「マカオ・香港視察」を実施することも正式決定した。 党の正式ミッションとして「金融ルート」の調査に入る。 本当なら増原氏がリーダーを務める「送金監視サブチーム」の2人のメンバー(田村耕太郎氏と中山康秀氏)にも同行してもらいたかった。 が、さすがに「5名は多すぎる」とクレームがついた。 田村さん、中山さん、あんなに一生懸命やってくれたのに、ゴメン! 必ずどこかで埋め合わせますから。 次回の日朝交渉を睨み、シミュレーション・チームは「フル稼働状態」に入った。

 

 約20分で予算委員会に復帰。 午後5時まで各党による質疑を聞いた。 来週月曜日の午前10時から約1時間?(片道19分)の質問に立つ。 過去10年、外交・防衛を中心に様々な委員会で質問した。 幾つかの特別委員会では、全閣僚出席(テレビ中継入り)の中で熱弁を振るうという舞台も経験した。 が、(考えてみたら)予算委員会で質問をやるのは初めてのことだ。 「ニューリアリストの条件」というパネルを作った。 安倍長官に、「これからは、『自分は、ニューリアリストの旗手だ!』と内外に宣伝してください!!」と要請することにしよう!(笑)

 

追伸:予算委員会での各大臣の答弁を聞いての率直な感想。 小泉総理は相変わらず「政治家を超越した存在」だ。 けっして追いつめられない。(笑) ポスト小泉最有力の安倍官房長官は、ソフトで落ち着いた語り口。 いよいよ大物政治家の風格が出てきた。 麻生外務大臣の答弁は、アクセントがあって面白い。(*ユーモアセンスは抜群だ。) が、ちょっとハラハラする。 




 谷垣財務大臣と与謝野金融担当大臣は安定感抜群。 特に、谷垣大臣の対応は「とても誠実な」感じがする。(*平時なら、安倍氏の最強のライバルになっただろう。) 竹中総務大臣の知識・情報量・説明能力は、常人のものではない。(*明らかに新しい政治家モデルだ。) 中川農水大臣の受け答えは、最も明確で論理的。 ピンポイントで返している。(*山本一太の10倍は頭がいいと思う。) 川崎厚労大臣は(大きい身体の割に)とても頭が柔らくて、小回りがきく。 そういえば、郵政政局でも器用だったもんなー。(失礼!)