午後7時30分。 都内のカフェで熱い紅茶をすすっている。 午後8時からの会議が、午後9時に延びた。 会議の後はロックバンド「ICHITA」(=山本一太&Invisible Man's Death Bed)のメンバーと音楽スタジオに入る。 「安倍官房長官をそそのかす新曲作り」の最初のセッションをやるためだ。

 

 午後2時。 2週間ぶりに官邸へ。 飯島総理秘書官と会った。「お馴染みの応接室」で飯島氏と話していると、間もなく丹呉秘書官が(その後、岡田秘書官も)入ってきた。 どんなやり取りがあったかは書かない。 が、飯島秘書官は、山本一太という政治家の影響力(特に「直滑降」のインパクト)を明らかに「過大評価」している様子だった。 珍しく、美味しい「シュークリーム」を差し入れに持っていった。 政策でどう立場が異なろうと、政局がどんな展開になろうと、飯島氏が「やめましょう!」と言わない限り「I.Y.懇談」は続ける。 理由は極めてシンプル。 身体を張って小泉総理を支えてきた飯島氏が好きだからだ。(*むこうはどう思ってるか…分からないけど。(笑))

 

 午後2時30分。 党本部で「対北朝鮮経済制裁シミュレーション・チーム」の会合。 いわゆる「北朝鮮人権法」の条文案について議論した。(かなりの力作だと思う。) 来週にはチームとしての案をまとめられるだろう。 その後は、いよいよ関係合同部会での審議が待ちうけている。

 

 「シミュレーションチーム」の会合と同時刻に、民主党の永田寿康衆院議員の「謝罪記者会見(?)」が行われた。 オンタイムでは見られなかったが、夕方のニュースで会見の内容を知った。率直に言って、とても「中途半端」な会見だった。 誰に、何のために「謝罪」しているのかが分からない。 民主党の議員総会で説明に立った前原代表を見ながら思った。 ちょっと…痛々しいなあ   

 

追伸:

1.本日の永田会見を受けて、明日の(複数の)テレビ番組から出演依頼をもらっていた。 全部出演するか、すべてお断りするか、どちらかにしようと思った。 が、考えた末、明朝のテレビ朝日「スーパーモーニング」には顔を出すことにした。 幸か不幸か、昼の番組には出演出来ない。 「定数是正問題」を協議する参院自民党の政策審議会がセットされているからだ。 群馬県地方区の定数が2から1になることは、事実上、決まっている。 が、「中途半端な改革は、益々、参院無用論を助長する!」ことだけは言っておかねばならない。

2.財務省との「第2ラウンド」終了のゴングが鳴った。 ODA改革の問題について、自分はけっして「勝った」などとは思っていない。 が、少なくとも「負けなかった」と思う。(*「痛み分け」と言ったほうが正確かもしれない。) 別に特定の省庁の肩を持ったわけではない。 6年前からずっと持ち続けてきた自らの信念(「円借款と国際金融の分離」「技術協力・無償・円借款の統合」「ODAにおける外交の一元化」)に従って行動しただけだ。 どこの省庁の権限がどれだけ増えたか減ったかなどということには、ハッキリ言って興味がない。 「政治家」は常に回りから注視され、評価される。 これは自分の政治家としての「突破力」を問われた戦いだった。

3.自分は(もはや)「摩擦」や「反発」を恐れない。 誰かと「対決」することも厭わない。 政治家として「姑息に政治生命を長らえよう」などとハナから思っていないからだ。